週刊 国民民主党のYoutube
はじめに
このノートは、国民民主党のYoutubeチャンネル、玉木チャンネルにアップロードされている動画について、視聴者は国民民主党の「何に」「どんな動画」に興味を持っているのかを観察するノートです。
データについて
毎週金曜日の夜に、動画の再生回数を取得しています。週ごとに再生回数を記録しているため、その1週間でどんな動画が興味を持たれ、再生されたのかがわかります。その週に新規アップロードされた動画は、純粋に金曜日までの再生回数となります。この後、紹介するデータの説明は下記の通りです。
この後のランキングは、再生回数の増加数(IncreaseInViews)の降順でランキングしています。高視聴数の動画の人気度を把握したいので、増加数を利用しています。変化率はおまけです。
2024年11月08日〜2024年11月15日
第1位 【時間・弁士変更】国民民主党 街頭演説会@有楽町イトシア前 2024/11/11(月)18:45~ 玉木代表 363,803再生増/週
この1週間で1番再生回数が増加したのはこちらでした。これは、それはそうですね。。。という感じですね。ちなみに、この企画は7日に思いついて、8日に準備していたので、8日が開始日となっています。この騒動をきっかけにやっているわけではないです。週明け月曜日は、寝耳に水でした。
第2位「イスラエルに留学した #榛葉幹事長 の青春時代について聞いてみた!」 184,493再生増/週
政策が本格的に動き出す重要な時期なので、真面目な政策や会見のコンテンツが注目されるかと思いきや、「榛葉幹事長」コンテンツが堂々の2位にランクイン。これは意外と言えば意外、でも納得と言えば納得です。
榛葉幹事長といえば、独特のトーンと語り口がクセになりますし、表向きはしっかりとした幹事長ですが、ふと垣間見える裏の一面である「ヤギおじさん、ボビーシンバ」エピソードが炸裂すると、一気に親しみを感じてしまいます。このギャップの大きさは、猪木とエノキぐらい違います。
そして何と言っても、真剣な議題を語りながらも、「そこに笑いを入れてくるの!?」という絶妙なタイミングで和ませてくれるセンス。もう引き込まれてもしょうがありません。
政策が動く大事な局面でも、こういう息抜き的なコンテンツが注目を集めるのもまた、国民民主党の魅力なのかもしれません。
みんな、榛葉幹事長コンテンツを欲しているのか、第8位は「フリー・ホッターの宿題とシンバの物語」、第11位は「榛葉幹事長に飼ってるヤギの話聞いてみた 」、第15位は「ボビー・シンバって誰⁉︎ #榛葉賀津也 幹事長の学生時代に迫る」がランクインしています
第3位「【LIVE配信】国民民主党・榛葉幹事長会見 2024年11月15日(金)14時00分(予定)」 168726再生増/週
集計日が15日なので、アップデートされて10時間くらいで他のコンテンツをごぼう抜きしたことになりますね。まだまだ視聴者は国民民主党に期待を寄せている証左でもありますね。
会見は、三笠宮妃百合子さまの話、3回目の経済対策の補正予算の話、APECの話、村上総務大臣の知事会への話、あづみさんからの有楽町の演説お叱り話、薬価の中間年改定などの内容を扱った会見でした。
そして何と言っても、「タブレット純」さんの存在感がすごかったですね。会見の中で唯一「え、何の話をしてるんだろう?」と時間が止まった気分になった瞬間でした。
「タブレット純」さんは、どうやら昭和の時代に歌手、お笑いで活躍されたタレントさんらしいです。あの30分程度の会見が突然、どこかの世界にタイムスリップしたかのような体験は、榛葉幹事長、そしてタブレット純さんの持つ魔力なのかもしれません。
今や一般的になったタブレットですが、タブレットは昭和には存在しなかったことを考えると、高度なギャグなのかもしれません。
次の榛葉幹事長の会見を聞きたいと思わせる、ある意味、記憶に残る一瞬を作り出す力は、さすがというほかありません。
玉木チャンネル
2024年11月08日〜2024年11月15日
第1位「玉木雄一郎より皆様へのお詫び」 542387再生増/週
そうなりますよね。。。再度、記載しますが、この騒動をきっかけにこの企画をやっているわけではないです。個人的には、政治家の仕事は上半身と下半身を分けて評価するべきだし、ましてや家庭の事情案件なので、特に何も思わないです。
玉木さんや国民民主党の皆様の功績については、特に「アジェンダセッティング」の観点も評価されるべきだと個人的には思います。まさに「イシューからはじめよ」と言わんばかりの政策が設定されたことで、論議が活発化し、建設的な議論が展開されているのは大きな成果だと思います。
仮に、続報に次ぐ続報で、玉木さんが議員辞職に追い込まれるなどの事態が生じても、設定されたアジェンダが消失するわけではないと思います。一度注目を集めた政策は、引き続き国民民主党や他の政党政治家によって議論される可能性が高いと思われます。玉木さんが、仮に辞職となっても、国民民主党が1議席失うかもしれないだけで、アジェンダがなくなることはないので、正直、他人の家庭事情まで引っ張り出して、辞職に追い込んでも影響は小さいかもしれません。
一方で、現在の政策議論の中で、特定の層(例えば学生やパートタイム労働者)のみを対象とした形で減税額が抑えられた場合、次回の参議院選挙で同様の成果を期待するのは難しいかもしれません。政策が広範囲の国民に支持される形でまとまらない場合、国民民主党に投票するかは再考の余地があると思われます。
また、政府も政府で、7兆円規模の減税案については、その財政影響や経済効果について具体的な説明がほしいところです。単に「減税にこれだけのコストがかかる」というだけでは、有権者にとって納得感のある議論が難しくなります。民間企業の企画提案であれば、「投資額」に加えて「見込まれるリターン」を明示するのが一般的であるので、国民民主党と政府与党さんで、
減税がどのような形で個人の手取りを増やし、消費をどれくらい刺激するか。
消費拡大や企業活動の活性化がどれくらいの経済効果を生むと見込まれるか。
長期的に税収増やGDP成長にどれくらい影響するのかの試算。
財政負担がどのように相殺されるか、されないのかのシミュレーション。
これらの情報を提示してほしいですね。とりあえずやってみましょう、では実行できない7兆円という規模感を伴う政策であるなら、なおのこと、経済効果を含めた具体的な説明がほしいところですね。
第2位「マイナンバーカードの謎袋 これって必要?」 331685再生増/週
これは立憲の「マイナ保険証一本化は延期」法案の関連で視聴者が興味を持ったのかもしれませんね。
第3位「それ本当?年収の壁引き上げは高所得者優遇なのか?玉木雄一郎が解説」 224756再生増/週
私が知らないだけかもですが、最近?始まった「メディアのギモンに答えます」系のコンテンツですね。勝手に命名しました。笑
もしくは「対決よりも解説」系のコンテンツですね。
ちなみに第4位は「103万円の壁の引き上げどうなる?3党協議の進捗をお伝えします 玉木雄一郎」で260951再生増/週でした。
「メディアのギモンに答えます」系のコンテンツは、情報が瞬時に拡散される現代において、非常に重要な役割を果たしているように思います。特に、玉木さんが取り組む形式のように、政治家や当事者自身が直接疑問に答えるリアルタイムの情報発信は、視聴者や有権者にとって信頼性の高い情報源となります。
例えば、「103万円の壁」に関するコンテンツのような、関心の高い政策課題について、本人の疑問に対する回答を直接聞けるのは非常に貴重です。このような取り組みは、SNSやインターネットの急速な情報拡散を活用し、デマや誤解を未然に防ぐ効果があります。特に、現代では誤情報が一度拡散されてしまうと、それを修正するのは困難な場合が多いです。そのため、当事者が迅速に正確な情報を提供し、疑問を解消する「火消し」のような役割を果たすことが求められる大変な時代になったと感じています。
また、このようなコンテンツは、視聴者にとって情報の透明性を高めるだけでなく、政治家やメディアへの信頼向上にもつながります。政策の詳細や背景について、直接説明を聞けることは、有権者が自らの意見を形成する助けとなり、建設的な議論を促進するきっかけにもなると思います。
おわりに
来週の「週刊 国民民主党のYoutube vol2」はランキングだけを紹介する形式にするかもしれません。駄文であっても、文章書くのって大変ですね。文才に生まれたかった。