自家現像メモ (随時更新中)
自分が今まで行った現像のメモです。仕上がった画像は各項目に吊っているInstagramやTwitterを参照してください。感想は大いに主観を含むうえ、私の現像管理技術もまだまだ発展途上なので、その辺りは大目に見ていただけるとありがたい。何か疑問点や間違っている点があれば、遠慮なくコメント等よろしくお願いします。
JCH STREET PAN
SPUR Silversalt 1+20 20℃ 10.5min
公式にレシピが無く、Rodinal使用時に同じレシピが掲載されていたRetro400Sを参考に現像。問題なく現像終了。現像後の現像液の色は橙褐色。ネガのコントラストは高く、被写体と光を選ぶ印象。
Kodak 100tmax
SPUR Silversalt 1+30 20℃ 15min (120)
現像後の現像液の色は明るい褐色。個人的にはD-76より好印象。T-MaxやX-TOL、HC-110あたりと比較してみたい。
Fujifilm Microfine Stock 18℃ 17min (120)
かなり疲労した状態であり時間を延ばして現像。そんな状態ではあったがD-76よりも好印象。Silversaltよりももしかするといいかもしれない。
ADOX Rodinal 1+49 20℃ 22min (120) (EI400)
現像後の液は紅茶を薄めたような橙褐色。ISO400に押したのだが、なかなか滑らかでよい仕上がりのように思う。Silversaltには及ばないものの格安で常用するにはこの組み合わせは良いだろう。
https://www.instagram.com/p/Cr8VBJ7vghU/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==
Fujifilm ACROS100 (旧)
SPUR Silversalt 1+30 20℃ 15min
現像後の現像液の色はQW様の水色。問題なく像は出るが、粒状感などはミクロファインの方が優秀な印象。AcrosⅡとの比較を要する。
SPUR Silversalt 1+30 22℃ 14min
SPUR Silversalt 1+30 16℃ 18min
Fujifilm ACROS100Ⅱ
ADOX Rodinal 1+49 20℃ 13.5min (120)
Ⅱになって初めて使ったのだが、まずAcros100Ⅱ自体があまり好きにはなれなかった。理由は別の記事にて。
現像後の現像液の色は淡いレモンイエロー。実効感度少し高めのISO125程度だと思って少し長めに現像したほうが良いように感じた。
ADOX Rodinal 1+49 22℃ 15min
前回の反省を踏まえて、感度125相当ぐらいの気分で現像してみた(要はちょっと押した)。加えて定着時間を前回の倍程度にし、水洗時の水温を上げることで紫のカブリも落とすことにした。もう少し押しても良い気がするが、Silversaltよりも増感に弱いようにも思う。とりあえず現状はISO80相当で撮って100相当で現像するか、100相当で撮って125-200相当で現像するかになりそうだ。
Fujifilm Microfine Stock 26℃ 7.5min (120)
初心に帰ってACROSにミクロファインをぶつけたら?とやってみたのがこれ。撮影シーンと被写体の都合載せられるものが少ないのはご了承。前回のロジナールを踏まえて、少し長めに押してみた。粒子感少なく出せたと思うが、もう少し黒が落ちてくれるとなお良いと感じた。silversaltでもやってみて比べたい。
Oriental seagull400
SPUR Silversalt 1+20 22℃ 13min
他のハーマン製ISO400フィルム(HP5+、Delta400、APX400等)を参考に現像温度と現像時間を算出。現像後の現像液は若干灰色がかかったのかなと思う程度で、本当に現像できたのか信用できなかった。(できていました)
SPUR Silversalt 1+20 22.5min (EI1600)
他のハーマン製ISO400モノクロフィルムの増感時間を参考に勘で算出。なお温度状況はメモし忘れた模様。多分20℃だと思う。もう少し長くてもよかったかもしれない。
SPUR Silversalt 1+20 20℃ 30min (EI3200)
実験がてらやってみた一本。大体これぐらいの時間じゃなかろうかと算出。結果、像は出たものの満足のいくものではなかった。考察とさらなる実験が必要。
SPUR Silversalt 1+30 20℃ 21min
最後に余ったSilversaltを使い切るため、普段より薄めて使用した。それに伴って(手探りだが)時間も延長した。先に述べた1+20の処方と比べ、明るさ自体はそこそこ良く出たものの、黒が潰れ気味で粒状感が増した印象を受けた。少し現像時間を短くしてしっかり定着させればよかったか?
Kodak developer D-76 Stock 24℃ 20min
少し劣化した薬だったため、長時間となる。
元々ISO400で9分半、800増感で12分半のところに、3本目なので15%延長を2回掛けして約1.33倍。それを今回は1600に増感したため、20分となった。
工場夜景分に関しては、もう少し押してもよかったかもしれない。コントラストの強さとザラザラ感が良く作用していると思う。
Bergger Pancro400
Kodak developer D-76 Stock 26℃ 9min
元がかなり軟らかく階調豊かなフィルムであるため、D-76よりもSilversaltやミクロファインといった現像液の方が良かったように思える。もう少し明るく、もっと中間が豊かに出るように現像できればベスト。
ADOX Rodinal 1+49 20℃ 22min (120)
現像後の液色は、ぶどうジュースを薄めたような綺麗な紫色。135判を現像した時もそうだったが、露出が悪いのかどうも軟らかく出せない。慣れずにこのフィルムを使うなら、ISO100のフィルムをプッシュしたほうが僕には向いている気がしてきた。
ILFORD Delta 100
SPUR Silversalt 1+30 24℃ 11min (120)
こちらはsilversaltのレシピ通りに現像。もう少しコントラスト強めにしたかったが、初めてでこれだけ出れば上々。tmaxやACROS(初代)には劣るものの中々の滑らかさである。常用しても良いかもしれない。あるいはミクロファインでも現像してみて、ハーマン製の100付近の傾向を掴む、とか。知らんけど。
ILFORD HP5+ (4×5)
スキャンデータが手元になく、文面だけでの記載になってしまう。
Kodak developer D-76 Stock 20℃ 8min
Kodak developer D-76 Stock 20℃ 15min
液の疲労に伴う時間の延長。
Kodak developer D-76 Stock 20℃ 16min (EI1600)
Kodak developer D-76 Stock 20℃ 25min (EI3200)
SPUR Silversalt 1+20 20℃ 13.5min
SPUR Silversalt 1+20 18℃ 14min
Lomography LADY GRAY Black & White 400
Kodak developer D-76 Stock 21℃ 25.5min (EI1600)
Rollei Retro400S
SPUR Silversalt 1+20 20℃ 10.5min
oriental seagull400の現像時間の元にしていたフィルム。現像後の液はJCH STREET PANに似た褐色だが、こちらの方が赤みが強い。絵自体はよく出ていると思うが、常用にはしないと思う。高いので。