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【ONE PIECEバウンティラッシュ】サカズキ上方修正後のバトル環境について
作成日:2025/02/28
更新日:2025/03/01
2025年2月27日に2.5周年超フェスであるサカズキが上方修正されました(他におそばマスク、青エース、ヒナ)。
【バランス調整のお知らせ】
— ONE PIECE バウンティラッシュ【公式】 (@OPBR_official) February 24, 2025
一部のキャラクターのバランス調整を近日実施予定!
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ここではサカズキ上方修正後の6周年バトル環境の特徴について考察してみます。
暫定版キャラランキング
自分自身がリーグに行ったり上位帯の配信者さん達の動画を見て感じるキャラランキングは下図のようになります。
もちろんランキングに絶対の正解はありませんし私が見落としているところはあるはずなので暫定的なものです。
同じランク帯の中のキャラは、左からリリース順(のつもり)であり差はないものとします。
おおよその区分基準は
SS→チームに必ず1体ほしい
S→チームにいると助かる事が多い
S-→活躍できるが味方のヘルプが重要
A+→特殊枠(ピンポイントでサボに刺さる)
となっています。
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なお、記載していないキャラでも、比較的最近に実装されたり上方修正されたフェス限や超フェスは使い方次第で活躍可能だと思われます。
トップ層で完結する環境
環境トップに全ての役職が揃っているため、極端に言えばSSのキャラだけで事足りるのが最大の特徴だといえます。
サボが登場するまではブルーノがサボのポジションにいましたが、タイマン性能等を含めたGTとしての総合力でサボがトップに入れ替わりました。
ブルーノの1年生存は確実か?
ブルーノは元々、一つ前の超フェスDFスネークの対策キャラとして2024年6月に登場しました。
しかし新世代の超フェスDFクザンからも比較的安定して旗を取れる事が判明したため、引き続き使い勝手のよい逆転要員として上位に居座っています。
恐らく次回超フェスDFが登場する時期(早くとも今年5月)まで評価は下がらないはずです。
これはフェス限GTとしてはキング並みの息の長さだといえます。
S-より下は大差なし
S-には上方修正キャラを除けば5周年〜5.5周年の超フェス達が並んでいます。
これより下のキャラ達は前述したトップ層の自己完結性を考慮すれば、際立った優劣はなく「どんぐりの背比べ」的な傾向があります。
以下、少し細かく見ていきましょう。
環境メタのポテンシャルを持つサカズキ
上方修正サカズキはクザンとサボを対処できる高性能ATとして、環境トップとの相性だけならガープを凌駕するポテンシャルがあります。
ただし強化状態を解除できるスネークとルッチが不安要素として残るため、ATとしての汎用性や総合力ならガープに譲る評価に落ち着きそうです。
サボも同じく強化状態を強みとするためサボ対策の巻き添えをくらう恐れもあります。
これまでの傾向では解除条件の主なパターンは
①自身の付与する状態異常の無効化
②得意属性の敵に対する攻撃
③パラメーター増加中の敵に攻撃する/される
この3通りです。
①はサカズキやサボがデフォルトで無効化できる燃焼を付与してきそうな新キャラ候補があまり見当たりませんから、可能性は低そうです(強いていえばバスコ・ショット)。
もちろん、燃焼以外の状態異常付与キャラが解除特性を備えて登場する可能性もありますが、今のところ前列がない状態です。
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披露したバスコ・ショット
②については対策キャラが白属性である場合は両者ともに苦戦を強いられることでしょう。
ただ、白は有利属性の数が最も多いため一度解除可能キャラを出してしまうと、今後強化状態キャラを開発しにくい難点が生じるため、運営目線としてはあまり出したくない方向性のように感じます。
③はサボにパラメーター増加の特性がほぼない点から登場する可能性は最も低いですし、あくまで過去キャラであるサカズキだけを狙い撃ちするような新キャラが現れる事も考えにくいです。
以上より解除可能キャラが出るとしても②の特性を有する赤属性になりそうであり、そうなればサカズキが巻き添えをくらう恐れはなくなります。
サカズキが環境外に落ちるとすればクザンとサボがトップから降りて環境メタとしての需要を失ったタイミングだと思われます(スネークに対するジャブラに近い立ち位置)。
裏取り要員としてのおそばマスク
おそばマスクはステルス特性の回転率UPと敵無視奪取の付与により裏取りGTとしての価値が急上昇しました。
トップ層であるクザンないしサボと同属性のため相方として採用できる点も大きな強みです。
サカズキよりレアリティの低いフェス限のため入手しやすく、リーグバトルではある意味サカズキ以上に増加している印象があります。
逆に言えば、クザンとサボが対処困難な苦手属性の新キャラが今後続出した場合、相方枠としての「お手軽さ」を備えたおそばマスクの価値も並行して低下していくでしょう。
5周年〜5.5周年環境の上位キャラたち
上方修正のカイドウとヤマトを含め5周年〜5.5周年環境で上位に食い込んでいたキャラたちにも活躍の余地はあります。
黒ロジャーがやや存在感を増した
黒ロジャーと黒ウタは試合序盤のC旗争いや終盤の抜き合いでサボとも競える性能を持ちます。
ただし今はクザンのヒエヒエお宝エリアが至る所に展開しているため、ウタよりは無条件の敵無視奪取と敵陣での状態異常無効を持つ黒ロジャーの方が敵の裏をかきやすい強みがあります。
シャンクスが活躍しやすい環境
タイマン型GTであるルッチ、シャンクス、ヤマトの中ではシャンクスが最も活躍しやすく採用率も高いように見受けられます。
これにはいくつかの要因が考えられます。
ウタが激減し覇気解除可能キャラが環境上位から事実上消滅したことはもちろんですが、同じく強化状態を強みとするサボやサカズキの相方として組みやすい利点も大きいでしょう(七武海パーティを組める事が前提となりますが)。
ガープを除けば明確に不利といえるキャラが見当たらない点からも、実装直後に比肩する程度には使いやすい環境であるように思われます。
ルッチもトップ層と渡り合えるタイマン性能や機動力を有していますが、サボの登場により実質的に下位互換となり(敵無視奪取を持たない)、クザン環境当時ほど無くてはならないキャラとは言えなくなりました。
トップの緑属性に属性不利である点からも、青属性を育成してきたユーザーでない限り採用する動機が発生しにくい不運もあります。
ヤマトは根性特性がクザンに無効化されてから使用率が激減しましたが、アイスBALL状態を無効化できる点で大半の過去GTたちよりも遥かに大きなアドバンテージを有しています。
はじめから根性特性を持たないキャラとして立ち回れば活躍が十分にできるはずですが、やはりヤマトならではの強みが乏しく、赤属性が上位にほぼいない事から採用されにくい状態にあります(サカズキ登場により多少使用率が増えたかも)。
超過要員としてのスネークとカイドウ
スネークはクザンにはない機動力を活かして味方のヘルプが入るまでの時間稼ぎが可能であるため、未だに唯一無二の強みを持つDFといえます。
青カイドウはワンパンへの耐性が乏しくガープ登場後に使用率は減りましたが、持ち前の高火力を活かして敵を返り討ちにできるポテンシャルを有しています。
スネークもカイドウもサボの奪取行為を妨害すること自体は不可能ではなく、クザンに次ぐお宝ゲージ超過要員として評価できます。
また、クザンメタとして現れたサカズキに両者は強く出られる点も現段階では優秀といえます。
ルッチにも言えることですが、今後クザンとサボの対策に赤属性キャラが増えれば再び青属性の元上位キャラが返り咲く可能性があります。
ピンポイントでサボを対策できるキャラ
一番下のA+には特殊枠としてピンポイントでサボに強く刺さる過去キャラを並べています。
他にもいますが、特に注目されているキャラを3人選んでいます。
特徴としてはサボの炎帝状態を解除できるか、サボが耐性を持たないふっとばしの攻撃手段に富んでいるかが挙げられます。
閻魔ゾロは、攻撃した瞬間に解除できる点で他のキャラより抜きん出て素早くサボの弱体化が可能のため、一気に再評価されるようになりました。
ふっとばしが豊富なDFとしてカクとサンジもピンポイントでサボから自陣を防衛できる強みがあり、他の過去DFよりは活躍しやすくなりました。
バランサーとして優秀なサボ
サボはかつての黒ロジャー全盛期のようなインフレ激化を防止するためか、6周年超フェスの中では最も隙が多い性能をしています。
その隙を突ける過去キャラたちを少なからず救済した点で、最もバランス調整に貢献した新キャラとなりました。
むしろ異常なワンパン性能を持つガープや昔ながらの行動不能系状態異常を付与するクザンの方が過去キャラの存在価値を抹殺する点では好ましくない傾向があったとさえいえます。
過去の記事では超フェス3体の中で真っ先に対策するならサボだろうと推測しましたが、今回のサカズキ上方修正ではどちらかといえばクザンが対策される形になりました(サボに刺さると言われた貫通ふっとばしや強化解除は追加されず)。
これは毎週の無料ガシャでクザンを引いたユーザーがサボよりかなり多いであろう点と、サボはクザンと異なり現時点で既に対策キャラがかなり存在する点が背景にあると考えられます。
恐らく来月中に登場する新フェス限からは炎帝を解除できるキャラが現れるはずですが、今度はサカズキとは異なり、サボには強いがクザンやガープにとってはそれほど苦ではない塩梅にバランス調整された性能になるのではないでしょうか。
6.5周年までは環境上位キャラがお互い誰かには強いが他の誰かには弱いという構図で、全体としてはジャンケン環境が継続すると見られます。