見出し画像

【ONE PIECEバウンティラッシュ】リーグバトルにおける「キャラランキング」について

キャラランキングとは

 バウンティラッシュにはリーグバトル等で競うことのできるランキングが何種類か存在します。

 キャラランキングとはその一種であり、リーグバトルで使用したバトルキャラで獲得した累計スコアの多いユーザー順に順位(モバイル版、Steam版それぞれに1位~500位まで)が割り振られます。

ランキングメニューの「キャラ」の項目
キャラ別にランキングを閲覧可能
該当シーズンのハイスコア順に表示

 ランキングはリーグのシーズン更新と同時に切り替わりますが、過去にそのバトルキャラでランキング入りしたユーザーは、キャラ選択画面に「歴代最高順位」として、自分が獲得できた最も高い順位が掲載されます。

歴代最高順位が表示される

 ユーザー間ではこのキャラランキングで上位を目指す行為を一般に「キャララン(をする)」と呼びます。

キャラランの目的

 キャラランの目的は大きく分けて二つあります。

①キャラ愛を動機とするキャララン

 使用するキャラが好きであるため、なるべく高い順位(理想は1位)を獲得したいという一種の名声・名誉狙いのキャラランです。

②素材集めを動機とするキャララン

 ランキングで上位に入るとキャラのオーブやカラーメダルの素材が獲得できます。

キャラのオーブとカラーメダルの素材が報酬として得られる

 オーブは当該キャラのオーバーブースト解放のために必要となるため、特に恒常キャラのサポート%を高める素材として重宝されます。

オーバーブースト解放には多くのオーブが必要

 オーバーブースト自体はキャラのオーブがなくても、どのキャラとも交換できる「クリスタルオーブ」があれば解放はできますが、クリスタルオーブは獲得できる機会が少なく、また、なるべくならバトルで使用するフェス限以上のキャラに投じたいという理由から、節約目的で恒常以下の低レアキャラでランキング入りを目指すユーザーが少なからず存在します。

クリスタルオーブも使えるが、貴重・・・

 カラーメダルについては色付のキャラメダル(そのキャラからドロップされるメダル)が手に入りますが、通常のメダルと性能自体に差はなく、いわば「見栄え」の問題でしかないため、①の部類に入ると思われます。

キャラランの受け止められ方

 当たり前ですがキャラランは規約違反ではなく正当な楽しみ方の一つです。

 わざわざランキングを設けて報酬も用意していることから、公式としてはキャラランを推奨しているとさえ解釈できます。

 しかし残念ながら競う場所がリーグバトルである仕組み上、低レアキャラのキャラランは一般に敬遠される傾向があります。

性能の弱いキャラを使うのは「迷惑行為」か?

 キャラランに限りませんが、バウンティはキャラの性能差が非常に激しいゲームであり、環境上位にいないキャラをバトルで使用すること自体が一部の極端なユーザーからは「迷惑行為」と受け取られるケースがあります。

 ただしユーザーによっては「そのキャラが好きで使用したいが、たまたま環境上位にいないだけである」パターンが当然ありますから、環境外のキャラを使っただけで非難される謂れはありません。

 とはいえ、リーグスコアのランキング上位ないし首位を目指すプレイヤー達からすれば、味方も全員、環境上位のキャラであってほしいと考えるのはごく自然な感情であるため、「弱いキャラ」を使う味方に非は原則ないが、内心不愉快な気持ちが発生するのは致し方ない側面もあります。

 特に最近はリーグバトルのマッチングに不具合が多いため、いわゆる「エンジョイ」で好きなキャラを使っているだけの(相対的に低スコア帯の)ユーザーと、「ガチ勢」として高性能キャラを使っている(相対的に高スコア帯の)ユーザーが同じ試合に出撃する事も多いでしょうから、Twitter(X)上では不満を表明する書き込みも散見できます。

キャラランで生じる「不公平(感)」

 キャラランが厄介なのは上記②に当てはまる素材集め、つまり効率的な攻略のために挑戦するユーザーがかなり多いことです。

 バトルキャラのスコアはもちろん勝った方が多く獲得できますが、試合の勝敗に関係なく稼げますから、キャラランをする側としては「勝っても負けてもいいから、そのキャラでなるべく多くリーグバトルに出撃する」事が重要となります。

 なので例えば恒常キャラで出撃し、終盤で敵との性能差が激しいため敗れてしまった場合でも、できれば勝ちたかった試合ではあるがスコアは稼げるため、それほど不満はなく、損はしていません。

 ですが同じ試合で普通にフェス限以上のキャラで戦っていた味方が「恒常の味方がいなければ勝てたかもしれない」という試合展開に遭遇した場合、別にキャラランをしているわけではなく、試合にも負けたから得は発生しない結果になります。

 仮に試合に勝てたとしても、性能差が激しい場合はどうしても低レアキャラが活躍できる余地は限られており、他の味方からすればキャラランするユーザーは「ただ乗り」(フリーライド)している印象を持ってしまいます。

 キャラランによってユーザー間でこうした「不公平(と感じてしまう)」な現象が生じている事は認識すべきだと思います。

 一方でキャラランをする側としては仮に「不公平」だとしても攻略を効率的に進めるために必要だから行っている事であり、中止する程の動機は生じませんし、要するにお互いが歩み寄る余地が発生しにくい状況があります。

キャラランの新しい競争場所

 キャラランによってユーザー間の「不公平(感情)」が発生する原因はキャラランをする側もしない側も同じ競争場所(リーグバトル)に参加している事にあります。

 キャラランにおける「マナー」として裏には高性能の環境キャラ(特に逆転のしやすいGT)を控えるといった慣習もありますが、こうしたユーザー個々人の工夫だけでは限界があります。

 最も単純な解決策は、キャララン目的の競争場所を通常のリーグバトルとは別に設けることです。

 キャラランの議論とは別個に「恒常限定、フェス限限定のリーグバトルを設けるべきだ」という意見は以前からありますし、実際そのような限定ルールによるチャレンジバトルが実施されたこともあります(下記の公式SNSはレジェンダリーキャラ=フェス限だけの試合ルールによるバトル)。

 なので、理論上は可能であるはずです。

 キャララン自体はフェス限・超フェスでも可能なので、例えば高レアのキャラランは通常のリーグバトルでのみ可能とし、低レアキャラの場合はキャララン限定の「エンジョイリーグ」で競争可能とすれば、多少はユーザー間の不和も解消される見込みがあります。

 ただし、数に限りのあるユーザーが複数のリーグに分散するため、現在Steam版のリーグバトル・チャレンジバトルで発生しているような「実在するプレイヤーが少なすぎてbotばかりの試合になる」過疎状況は確実に今よりも多発すると思われます。

 いかがでしょうか。

 レアリティによってキャラに性能差が生じるのは仕方ないにせよ、なるべく同じ程度の性能を持つキャラ同士で競える場があれば、プレイヤーの工夫のしがいも更に生まれるように感じます。

 


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集