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【カンボジアニュース】アンコール遺跡群での朝日夕日鑑賞が容易に、首相が拝観時間の延長を発表


首相は昨日22日夜に、首相就任から1年を記念して国民への特別メッセージを公開しました。

その中で首相は、「専門家や文化芸術省と協議した結果、アンコールワットの公開時間を現在の午前5時から午後5時30分から、午前5時から午後6時に調整することを承認しました。」と述べ、閉園が30分延長されたことを発表しています。

また、「プレループ、プノンバケン、プノンクロムでは、公開時間を午前7時から午後7時までから、午前6時から午後7時までに調整します。現在午前7時から午後5時30分まで開いている他の寺院は、今後は午前6時から午後6時30分まで一般公開されます」と述べ、朝日夕日鑑賞で有名な遺跡について名前を出して表現するとともに、遺跡群全般についても時間延長することを明言しています。

春分の日に中央塔の真後ろから昇る、太陽を見に集まった観光客
アンコールワットの朝焼け

但し、「日の出や日の入りは季節によって変化するため、これらの決定には変更があり得る」ともコメントをしており、実際に観光に行く際には、最新情報の確認が必要です。

更に首相は、観光客の満足度を上げるために、アンコール遺跡群のチケット購入手続きを改善する計画を示唆しています。現在、訪問者は顔写真入りの入場券を作成していますが、遺跡に入る際にスキャンできるリストバンドや携帯電話のQRコードの使用などが検討されているようです。

昨晩のマネット首相メッセージ

先月の、汚損した米ドル札の金融機関による受け取りの義務の指示に次いで、観光業の景気回復への首相からの直接の指示と言えます。カンボジアの主要産業の1つと言える観光業ですが、コロナ後の統計上の回復と不況が続く実態が乖離しているとも言われており、今後もトップダウンで様々な改善策が打ち出されることが期待されます。

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