カンボジア太郎の備忘録

人生の大半をカンボジアで過ごし、今でも暮らすおじさんの備忘録。2021年に脳卒中を患い、貿易、物流等の主事業はセミリタイヤ。メディアコーディネートやコンサル等は、今でも現役で楽しく続けています。連絡はcambodiatarojapan@gmail.comまで。

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【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

まだ使い勝手が分かっていませんが、はじめての投稿です。来年の日本カンボジア国交樹立70周年記念に向けて、両国間の隠れた交流や歴史などいろいろ調べていますが、まずは終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について簡略にまとめてみました。 1952年の春に、ラ・マルセイユ号で観光客として初めて日本を訪れています。残念ながら、どこに行かれたのか、詳しい資料はまだ見つかっていません。 2回目の訪問は、1953年4月23日から5月13日にかけて、独立十字軍運動のため、「微行」の資格で

    • 【雑文】闇バイト=トクリュウ=暴力団=フィリピンそしてカンボジア(NHK、新潮などの報道を見ての感想)

      自称「ルフィ」が統率するグループによる連続強 盗や特殊詐欺に絡んで、指示役とされる4人が フィリピンから強制送還されてから1年半以上が経過しました。60億円以上が奪われたとされる事件が、いま改めて注目されています。 11月18日のNHK報道では、ルフィーグループとJPドラゴンの関係が明らかにされました。それに続き本日発売の週刊新潮では、JPドラゴンと広域暴力団との関係性が報じられています。 JPドラゴンは元暴力団員らがフィリピンを拠点に立ち上げた犯罪グループです。フィリピ

      • 【カンボジアニュース】カンボジア拠点で特殊詐欺、フィリピンに逃げた責任者ら4人逮捕

        カンボジアを拠点に特殊詐欺の電話をかけたとして、埼玉県警は18日に清原淳容疑者(30)ら4人をフィリピンから航空機で移送し、日本の領空で詐欺容疑で逮捕しました。 このグループをめぐっては、詐欺などの容疑で既に29人が逮捕、起訴されていますが、当局によると清原容疑者は拠点の責任者をしていたとみられ、確認された被害は全国29道府県で総額約30億円と推計されています。 同時に移送されたのは、いずれも住所不詳、無職の上田鴻志(27)、沢田昌哉(44)、鈴木清二(30)の3容疑者で

        • 【雑文】カンボジアに住む日本人の光と影

          カンボジアへの送金や投資を斡旋している業者らが、日本料理店など健全な商売を営む人々に対して、誹謗中傷したり恫喝するなどの事例が散見されています。そのような言動は、海外においても輩の習性なのでしょうか。 また、そういった輩は政府高官や現地弁護士などとの関係性を誇示するほか、長年に渡りインターネットでの発信を積極的に行うなどして、表層的な信頼性を自己アピールしているようです。 昨年来、その一部が摘発され報道されている特殊詐欺のほか、最近は闇バイトの指示役なども注目されてきまし

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        【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

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          【カンボジアニュース】小企業貸付指標の四半期報告が発表|不良債権比率9%に増加、建設業では20%に

          カンボジア信用機構(CBC)は、小企業貸付指標四半期報告(2024年第3四半期)を発表しました。CBCは金融機関から情報を集積し、貸付審査にその情報を提供しています。四半期報告では、小企業の貸付申請状況、貸付状況、不良債権情報などを取り纏めています。 今回の報告では、貸付申請が対前期比で件数5.7%増の約58万件、金額9.9%増の126億1700万ドルとなりました。件数の内訳は、運転資本20.0%増、農業20.8%減、アセット・ファイナンス14.4%増、建設16.3%減、そ

          【カンボジアニュース】小企業貸付指標の四半期報告が発表|不良債権比率9%に増加、建設業では20%に

          【カンボジアニュース】日本とカンボジアの捜査当局による高レベル会談

          昨日11月12日午後、カンボジアを訪問中の内閣官房国際テロ情報集約室の河野真情報収集統括官が、カンボジア国家警察本部においてディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長と会談し、両国の協力と情報交換について話し合われました。国際的な資金洗浄における捜査協力なども注目されます。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

          【カンボジアニュース】日本とカンボジアの捜査当局による高レベル会談

          【カンボジアニュース】韓国の捜査トップがカンボジア訪問

          本日2024年11月12日、カンボジアを訪問中の韓国の禹鍾壽(ウ・ジョンス)国家捜査本部長が、カンボジア国家警察のディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長と会談を行いました。会談においては法執行における協力手順や犯罪者の逮捕、犯罪予防や国境を越えた犯罪の対策について議論されました。 今年の1月には、カンボジアを訪問した警察庁国際捜査管理官の篠原英樹警視長らが、複数の当局高官らと類似の会談を持ったと伝えられていました。 篠原管理官は過去に愛知県警本部長等を務めた人物で、昨年11月

          【カンボジアニュース】韓国の捜査トップがカンボジア訪問

          【カンボジアニュース】プノンペン都内の特殊詐欺拠点摘発で多国籍の606人逮捕

          11月6日プノンペン都内メンチェイ区ストゥンメンチェイ3町のオンライン詐欺拠点が摘発されました。7日時点の報道では200人を超える超える大掛かりな拘束が行われ、国籍は中国とパキスタン人との事でした。政府系メディア、カンプチアトメイ紙によると、警察は監禁されている被害者からの通報を受け、直ちに行動を起こし、オンラインギャンブルに関与する外国人を発見したとのことです。また国家警察関係者のコメントとして、救出された被拘禁者は国外追放される一方、犯罪行為の首謀者や財産所有者は法的手続

          【カンボジアニュース】プノンペン都内の特殊詐欺拠点摘発で多国籍の606人逮捕

          【カンボジアニュース】プノンペン近郊でオンライン詐欺拠点摘発 1000人規模の逮捕

          本日24日午後、プノンペン郊外約30kmに位置する大規模オンライン詐欺拠点で、国家警察のディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長の指揮により、大規模な摘発が行われました。当局関係者によると1000人規模での拘束が行われているとのことです。 この拠点のオーナーは、先だって運転手である警察官が射殺され、誘拐された中国人です。もともとはNAGAカジノの金貸しから台頭し、現在は国会正面にあるホテルのオーナーでもあると言われています。誘拐から数週間後に解放されたとの当局情報が一部で報道され

          【カンボジアニュース】プノンペン近郊でオンライン詐欺拠点摘発 1000人規模の逮捕

          【雑文】相次ぐ「闇バイト強盗」の裏側

          秋山元警部は「闇バイト強盗」の再発生を予期していた。闇バイト強盗が起こる仕組みは、平成4年に暴力団対策法ができみかじめ料など今までの収入が減少し、オレオレ詐欺で稼ぐようになったことに由来している。暴力団同士での特殊詐欺グループの売買も行われている。 そういったグループが特殊詐欺だけにとどまらず、様々な犯罪を行うグループに成長。闇バイトで集めた末端要員(受け子やかけ子など)のうち、話術などの能力がなく特殊詐欺で使えない人間が、タタキ(強盗)に回される。 暴力団にはそれぞれシ

          【雑文】相次ぐ「闇バイト強盗」の裏側

          【雑文】連続強盗事件の背後にトクリュウの影、ルフィの次は、ジョジョなどの名前も

          関東で一連の強盗事件が相次ぐ中、警視庁は本日18日にも神奈川県警、埼玉県警、千葉県警との合同捜査本部を立ち上げることを決定しました。闇バイトで実行役を募り、組織的に強盗を繰り返すグループがあると思われます。 直近では昨日、千葉県の住宅で強盗事件が発生。現場から行方不明だった娘を警察が保護し、監禁の疑いで男を逮捕しました。警察は、関与したとみられる他の容疑者の行方を追っています。その他の事件ではガラスを割って押し入り、住人を縛って脅す乱暴な手口のほか、全身を殴られ殺される事例

          【雑文】連続強盗事件の背後にトクリュウの影、ルフィの次は、ジョジョなどの名前も

          【雑文】地球の歩き方カンボジア編のKindle版(電子書籍)が今日だけ特売499円

          地球の歩き方カンボジア編のKindle版(電子書籍)が、今日だけ特売です。なんと499円。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

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          【カンボジアニュース】世界銀行の半期報告|GDPは順調に成長するが、不動産不況と不良債権増加に懸念

          世界銀行は、10月7日に「東アジア・大洋州地域半期経済報告」を発表しました。報告書では、東アジア・大洋州地域の途上国は、世界の他の地域よりも急速な成長を続けているが、パンデミック前には及ばないと評価しています。 カンボジアの物価上昇率は2022年に5.5%まで上昇したものの、2024年は2.2%に低下すると予想されています。また今後は2025年2.2%、2026年2.2%と安定する見込みです。 経済成長については、2024年のGDP成長率予測を5.3%(2024年4月予測

          【カンボジアニュース】世界銀行の半期報告|GDPは順調に成長するが、不動産不況と不良債権増加に懸念

          【カンボジアニュース】プノンペンの地価は深刻な下落傾向

          カンボジアの地価は深刻な下落傾向にありますが、10月4日のディプロマット紙報道によると、ナイト・フランクが発表した指数では、プノンペンの住宅地とオフィス地の平均価格は、2020年第2四半期から2024年第2四半期の間に、それぞれ34.5%と35.7%と大幅に下落していることがわかりました。これらの情報については、筆者が7月の投稿「不良債権が急増、不動産は下落が続く」で発信していました。カンボジア国内で懸念されていた噂が、海外でも注目されるようになってきました。 またCBRE

          【カンボジアニュース】プノンペンの地価は深刻な下落傾向

          【カンボジアニュース】特殊詐欺グループ12人を日本に移送し逮捕

          8月にベトナム国境バベットで保護され、カンボジア当局によって勾留されていた12人は、昨日6日午後に、プノンペンからバンコクとクアラルンプールに向けて出発する2便に分かれて移送されました。 今日未明に日本の領空に入ったところで、連行している茨城県警や宮城県警など4県警による合同捜査本部の捜査員に、特殊詐欺に関与した疑いで逮捕されました。成田空港と羽田空港にそれぞれ到着した容疑者は、茨城県内の複数の警察署に移送され、取り調べを受けることになっています。警察は特殊詐欺グループの実

          【カンボジアニュース】特殊詐欺グループ12人を日本に移送し逮捕

          【カンボジアニュース】カンボジア拠点の特殊詐欺グループ残党をフィリピンで身柄拘束

          TBS報道によるとフィリピン当局は、カンボジア拠点の特殊詐欺グループのメンバーとみられるササキ・ヨウヘイ容疑者(36)の身柄を、今月1日にマニラの路上で拘束したと本日発表しました。男には日本から逮捕状が出ていて、今後、強制送還される見通しです。 ササキ容疑者は過去に日本で勤めていた介護施設で、入居していた高齢者にうその投資話を持ちかけ、300万円以上をだまし取ったなどとして、埼玉県の裁判所から逮捕状が出ているということです。 また、ササキ容疑者は、カンボジアを拠点としていた

          【カンボジアニュース】カンボジア拠点の特殊詐欺グループ残党をフィリピンで身柄拘束