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【カンボジアニュース】パスポートなしで中国から連れて来られた未成年2人を詐欺拠点から救出

2024年5月、湖南省出身の16歳未満の中国人少年2人(小海君と小淘君、どちらもパスポートは作成したことが無い)は、インターネット上の求人広告を見て、その高額な給料に惹かれ、広西チワン族自治区で働くことを決断しました。5月17日に詐欺会社のスタッフが迎えに来て、西チワン族自治区に到着しましたが、更に別の車に移送され不法に国境を越えさせられました。まずベトナムに連れて行かれ、その後更にカンボジアのシアヌークビルまで陸路で3泊4日の旅をしました。彼らはカンボジアのオンライン詐欺拠点に一人あたり16,000ドルで人身売買されました。

シャオハイさんは組織の隙をついて、中国にいる父親に助けを求めるテキストメッセージを送信できました。父親からの通報を受けた中国当局は、関係者の支援を通じて、2人を救出することができましたが、拠点自体が摘発されたかどうかは報道を確認できておらず不明です。

救出された少年2人



パスポートを所持せずに、中国からベトナムを経由してカンボジアに移動する事例は多数あると言われています。また、昨年プノンペンの特殊詐欺拠点で一度拘束されたものの逃走した日本人の容疑者は、ベトナムで潜伏しているところを当局に拘束され、日本に送還され逮捕されました。関係者によると、日本の反社勢力関係者が陸路国境を利用している事例も多くあるようです。

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