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【日本とカンボジア】航空自衛隊機C-130がカンボジアへ

防衛省の発表によると、インド洋及び東南アジア方面における航空路及び地域の特性を把握するとともに、輸送機(C-130H)運航要員の国外任務遂行能力を維持及び向上させ、在外邦人等の輸送、国際平和協力活動等の運航に対応できる態勢を確保することを目的に、本日23日から29日にかけて第1輸送航空隊による長距離洋上航法訓練が実施されます。

目的地はカンボジア(シェムリアップ・アンコール)のほか、インド(ビアー・サバーカー)、ラオス(ルアンパバーン)です。小牧基地の第1輸送航空隊からC-130Hが1機、隊員約20名が参加します。

海上自衛隊艦船のシアヌークビル港への寄港は、2000年代になってから断続的に行われていますが、航空自衛隊航空機によるカンボジアへの着陸はPKO以降初めての出来事だと思われます。(航空自衛隊が運用する日本政府専用機の着陸は除く。)

過去には、1997年にカンボジアで発生した政治動乱の際、自衛隊機はタイのウタパオ基地まで前進したものの、邦人救助のためにカンボジアに到達できなかった経緯もあり、訓練とは言え自衛隊機がカンボジアに着陸するのは、感慨深いものがあります。

1997年の動乱時に大使館から在留邦人に発信されたFAX

(トップ写真は、昨年スーダンの邦人退避でジブチへ向かう際に、航空自衛隊小牧基地で撮影されたC-130です。)

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