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【カンボジアニュース】カンボジア拠点の特殊詐欺グループの幹部を福岡で逮捕 

カンボジアを拠点にしていた特殊詐欺グループの幹部とみられる男2人が、埼玉県警に逮捕、送検されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは、カンボジアを拠点にしていた特殊詐欺グループの幹部、佐々木啓斗容疑者(32)と藤本賢太容疑者(27)です。藤本容疑者は、東京都八王子市で発生した特殊詐欺事件に関わっているとして、2022年11月から警視庁に公開手配もされていました。いずれも容疑を否認している模様です。佐々木容疑者は、グループ内で「ボス」や「先生」と呼ばれリクルーターの給料を管理し、藤本容疑者はリクルーターや受け子に指示を出すなどしていたとみられています。

2人は受け子などに顔や自宅、運転免許証等の写真を送らせて、収集した個人情報をもとに、逃亡した場合の報復をちらつかせてメンバーを支配していたとみられています。カンボジア国内でも、友人が行方不明になった等として、顔写真や運転免許証を使用して人探しを行う事案が散見されていました。

本日の日本テレビ報道より

これまでにリクルーターや受け子等、このグループのメンバー6人が逮捕されています。警察はカンボジアで押収したスマホの解析等から2人の関与を特定し、19日に2人が福岡県内で落ち合っている現場で身柄を確保し、埼玉県警によって逮捕されました。

昨年12月にシアヌークビルの拠点ホテルで拘束された3人は、「闇バイト」を通じて知り合ったとみられ、グループの「リクルーター」役でした。既に日本で逮捕されている受け子の男らをリクルートしたとみられています。拠点のホテルからは携帯電話などが押収されており、今回の逮捕に繋がりました。

今年1月30日、移送中のプノンペン空港(フジテレビ報道)
今年1月30日、移送中のプノンペン空港(フジテレビ報道)

今回逮捕された2人は、去年11月に首都プノンペンで20人ほどが一斉検挙された事件とは別のグループとみられています。また今年1月には、シアヌークビルにおいて別の特殊詐欺拠点からも1名のみが保護されています。このような特殊詐欺グループはカンボジア国内に多数存在すると見られ、それをサポートする日本人の反社基盤がカンボジアには存在すると言われています。警察では犯罪の全貌の実態解明を進めています。

本日の日本テレビ報道より

カンボジア在住の邦人の皆さんや関係する方で、何か関連する情報がありましたら、関係当局への情報のご提供をお願いします。

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