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【カンボジアニュース】アルコール看板撤廃の動きが地方に広がる

7月8日にソー・ソカー副首相兼内務大臣が、「飲酒の抑制は交通事故の減少に貢献する」として、公共の場からアルコール広告を撤去するよう求めたことを受け、州レベルでの広告排除が進んでいます。


ソカー副首相はアルコール規制法の可決が遅れていることに不満を示し、「アルコール広告が急増しているにも関わらず、政府は僅かな収入しか得られず、国民は間接的にアルコール宣伝に資金を提供している。このような状況は受け入れられない」とコメントしています。

アルコール規制法は 2015年に起草されたにも関わらず、未だに施行されていません。法案草案の主要条項には、21歳未満の者、妊婦、酩酊状態にある者へのアルコール販売の禁止(第12条)、深夜0時から午前6時までのアルコール販売の禁止(第13条)、医療施設、教育機関、スポーツクラブ、宗教施設、公共公園、職場、学生寮でのアルコール販売の制限(第14条)などがあります。

アルコール広告の看板撤廃については、先行したタケオ州の例に習い、クラチエ州やバッタンバン州でも同様の取り組みが始まったとの未確認情報があります。純粋なアルコール広告の看板だけでなく、カンボジアでは普遍的な、レストランなどの店舗看板にビール会社のロゴが入っているものも対象になる事例もあるようです。この動きが全国に波及するかどうか注目されるところです。

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