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【カンボジアニュース】反政府デモが予定されているとして、全国で警備を強化

「United for Nation」グループは、8月18日にプノンペンの王宮前で集会を開くよう呼びかけている模様です。この集会は、カンボジア・ラオス・ベトナム開発三角地帯(CLV-DTA)計画を含む政策を非難するためのもので、当局の規制を無視した集会での衝突のリスクに注意してください。

デモに近づかないこと、遭遇した場合には近隣の店舗などに避難すること、参加者と誤解されるような言動は控えることを推奨します。服装などで参加者と誤解される可能性もありますので、注意してください。

親日国と言われるカンボジアですが、8月11日に在日カンボジア人による大規模なデモが日本で行われたことにも留意が必要です。

政府各機関から同様の発信が多数出されていますが、より具体的な司法省報道官による発表要旨を、以下記します。

-無実の人々をデモに扇動し、欺瞞的な政治戦術の使用を通じて、王立政府を打倒するカラー革命を試みる計画である。この行為は破壊的であり、国家の安全に影響を及ぼす最も重大な犯罪だ。

-主導した者については、刑法第451条および 第452 条に基づき、15 年以上 30 年以下の懲役に処せられるものとし、加害者が公務員の場合は終身刑である。

-この計画に参加するすべての人は、刑法第 453 条に基づいて共謀罪として懲役 5 年から 10 年に処せられ、公務員の場合は懲役 10 年から 20 年となる。

-上記の陰謀に参加したが犯罪の鎮圧に協力し、自白したものは、刑法第454 条の規定に従って処罰が免除される。

-国家の安全に対する犯罪に対して最も厳格な措置を講じるようすべての関係当局に要請する。


司法省報道官の発表(ページ1)
司法省報道官の発表(ページ2)

また、現地メディア「ノコールワット」は、参加者用のシャツデザインについて注意を喚起しています。報道によると、添付した写真デザインのシャツを受け取ったり着ている者は拘束されるとの当局情報。趣旨を理解せずに、シャツを受け取る事例が懸念されるために、写真を公開します。(このシャツを宣伝あるいは賛同する意味では無いことを付記します。)

当局が拘束すると言われているシャツのデザイン。

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