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働くということ

こんにちは。前の職場から緊急招集がかかった旅する太陽です。

少し前の話ですが、前の職場の社長から「相談したいことがある。」と連絡をもらいました。その日は忙しかったので次の日改めてお仕事の後連絡をしてもらうことにしました。

そして電話の内容は、「こっちの職場に戻らないか?」とのことでした。お話を聞いたところ、少し前仕事中に注意したタイ人のスタッフが「もう無理。」と連絡したきり出勤をしないんだとか。
今、人手が足りてないそうです。その話を聞いてつい最近私の今の職場にインターンに来ていた中国人の男の子を思い出したので少しお話ししたいと思います。


タイ人・Aさん

私が一緒に働いている時から、1日一回は何かしらミスをする方でした。ただ、大きなミスでもなかったし、日本という慣れない環境の中で頑張ってくれているのは分かっていたので、社長も私も、特にキツく注意することはなかったんです。ただ、毎回少し気掛かりだったのは、ミスに対しての謝罪がないこと。笑って誤魔化すこともありました。
流石に忙しい時期に何回も同じ間違いとなると私たちもいちいち構っていられないので、一から覚え直してもらうように頼むこともありました。勉強熱心なのは伝わっていたので、それ以上注意することもありませんでした。
これは、教育係を任されていた私のミスです。あの時、もう少し事の重大さについてお話ししとけばよかったのですが…。

私がその職場を去ってからは、日本人が社長だけになったので社長が彼女のミスをカバーすることが多くなったんだそうです。小さいミスは社長も相変わらずキツく言うことはなかったんだそうですが、1週間くらい前、お客様からの要望を完全に間違えて提供したんだとか。

お客様からの指摘で社長は知ったそう。急いで彼女に確認をとったところ、私は間違えてないの一点張り。お客様にも、注文も確認済みで彼女が間違えてしまったことは明らかだったので、流石に社長も間違いを間違いと認めてまずは、謝罪をすべきだとお話ししたら、逆に機嫌を悪くしてしまったそうです。
それから、先日「もう無理。」と言う連絡をもらってからは職場に来ていないそうです。現在も忙しい時期ではあるので急に人手がなくなってしまったことで私に急遽連絡したんだとか。

私の方も今のお仕事で手いっぱいなので、社長を助けることはできない、とお断りしたのですが、その話を聞いてとても申し訳なくなりました。

中国人・Bくん

そして、今の職場にも外国人のスタッフさんがいっぱいいます。
この間、2週間のインターンシップに来ていた中国人の男の子がいました。将来は日本で就職したい、とのことで私の働いている職場に来ていたのですが、彼のいた2週間、本当に何をしにきたかわかりませんでした。
インターンシップは私もしているので、あくまで職業体験をさせていただく場だと私の中では認識していました。
朝出勤して、夕方退勤するまでただ立って見ているだけ。分からないことがあれば近くのスタッフに聞いてください、と言われていたそうですが、自分から何かしようとすることはなく、私たちが普段している仕事内容を手伝いたい、とも言ってこないのです。
しまいには、私たちの方から「職業体験に来たのだから、やってみますか?」と聞いてみたところ、「僕はあなた達より給料が少ないからあなた達と同じ量働くべきじゃないと思う。」と言われました。頭の上にハテナが浮かびました。

あくまでインターンシップとしてお仕事の体験に来ているはずなのに、何もしない、という選択が私には理解ができませんでした。ましてや一番忙しい時期に来て、ただ立っているだでは彼自身もつまらないと思ったので、私たちで彼に仕事を振り分ける事にしました。
「これお願いします。」
「あれ出来ますか?」
と彼にお願いすると、空返事が返って来たり、
「やった事ないです。」
と断られることもあります。
分からないときは、「分からない。」と言わずに、とりあえず返事をして、頼んでいたこととは違う対応をします。
やりたくないお仕事の時は、「やった事ない。」「知らない。」と言って、引き受けてもくれません。「教えてくれ。」の一言もないのです。

しまいには、社員さんが彼に客様対応させようとすると何回も同じミスをするそうで社員さんから「メモをとった方がいい。」と注意されていましたが、なぜか「必要ない。」と断っていました。

日本語は本当にとても上手なのですが、理解力が少し乏しいのか、ミスコミュニケーションが起きているなと感じていることもしばしば。彼の意欲の問題なのか、私たちの説明不足かは分かりませんが、インターンシップ最終日は学んだことの発表やインターン生から見たインターン先の改善点、自分が貢献できることを発表するそうです。

彼以外にも違う部署にインターン生が来ていたのですが、とても積極的に色々体験して、メモして、質問して終わったそうです。彼女は色々発見や学びがあったと思うのですが、彼はうまく発表できたのでしょうか?

少し気になりました。

まとめ

日本で働くということは、最低限日本人の働き方を知る必要があると思います。ただ、彼らは根本的に直す部分があるのでは、と思ってしまった部分がありました。
間違えたなら謝る、分からないなら分からないと伝える。単純なことですがとても重要なことです。人は誰でもミスはしますし、初めては何も分かりません。まず最初のステップに躓いていて、仕事が成り立つのでしょうか?これは、日本人にも当てはまる人がいるので国民性の話ではなく、もともとの人間性によるものなのだと思います。もしこれを直すことができないのであれば、どこにいても「働き続ける」ことは不可能なのではないかなと思ってしまいました。

みんさんはどう思いますか?


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旅する太陽
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