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越えるのか

タクマが
「俺、焦ったし、他の誰よりも越えられないと思ったんだ。宇宙人さんの前でのサキの笑顔見ちゃったから」
って言った。
そんな宇宙人こと、澤田翔一との出会いにもエピソード0がある。


エピソード0


意識をし始めたのはゲームで一緒に遊ぶようになってから。
とある作戦を終えた後。
頑張ったご褒美のデートしようよ。
だった。

その時によぎったのは、
ふ・た・り・ぼ・っ・ち
という映画

何も準備がなく、コンビニで新しいショーツを買うシーン。

めちゃくちゃドキドキしたけど
結果は

「耳ほりしてくれたら脚のマッサージしてあげる。」
この公約を守っただけ。

「なんもせんよ。」
これもか。

そんな場所に入って、
なにもせんよ。というのは
守らざる約束だと思ってた。


守るひと。

それだけでビックリしたし。
もっと知りたいと思ったし。
正直、面白がってる方が勝ってた。
このひと、なんでなんだろ?って


そこからは一緒にいる日々が続いた。
ずっと
ずっと


でも、好きになると、消えられそうで。
だから、気持ちも隠したし、お兄ちゃんと呼んだ。


話をするだけでドキドキするくらい
純情な恋心だった


しんどくなって距離をとることが多くて
つかず離れず


でもなにか相談をしたり
笑い合えたりするのは
お兄ちゃんだなと思ってる


とあるゲームのスポットで
はじめてあったとき、
「○○さーん!会いたかった!!」
(当時のゲームのニックネーム)


咄嗟に出てたんです。
正直、本当に会いたかった
会ってお礼が言いたかった
いつもゲームを助けてくれてたし
その考え方が絶対賢いひとだと確信があったから



「ぼくも、会いたかったです。
やっと会えましたね」


その言葉を思い出すたび
好きになってよかった
あの場所に行ってよかった

この気持ちは、
もしも憎みあって離れ離れになったとしても
きっと続くと思う

この意識が閉じる5分前に
出逢えてよかったとこの人生が締めくくれたらいい。


はじめて、
どんなあなたでも、あなたはあなただから。
と言って私を認めてくれたひと

きっと
気がついてたのかも
私と同じ部分が多いことを

そして
戦友だと思うっていう言葉は
宝物に生きていきたい



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