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「響け!ユーフォニアム3」のユーフォニアムソリストに思うことと、黒江真由が好きって話

かまんべえるです。
1月3日~1月5日まで、NHKで響け!ユーフォニアム3の一挙放送をしていましたね!!
去年も見て、小説も持ってるくらい(みんなの物語はまだ未読…)私は好きです。やはり皆さん、
主人公の黄前久美子さんが好きなので、
黒江真由さんが嫌いだったりするのですが…

私は黒江真由さんがすきです。

ちょっと…それを語らせてほしいです

あとは、ソリストについても。
 
響けユーフォニアム1、2、誓いのフィナーレ、
リズと青い鳥、響けユーフォニアム原作と
響け!ユーフォニアム3、1話から13話(最終回)までのネタバレを含みます。見てなくてネタバレ食らいたくない方、今一見てるから!って方はぜひ最終回まで見てから読んでいただけると嬉しいです♪



知らない方へ!

この記事読んでる時点で、
響け!ユーフォニアム が大好きな方が多いと思うのですが、

「響けユーフォニアムは見てないけれど、
なんか話題になってて気になったから見てるわー」

って方もいると思うので、説明すると…(1から3までのネタバレぜーんぶ含みます)

【主人公の黄前久美子が北宇治高校吹奏楽部に入って、
親友となる高坂麗奈と共に、ソロ争いや先輩たちのことなど、
苦悩だらけの一年生が過ぎる。全国大会にいくも銅賞。そして仲良くなった三年のあすか先輩から、あすか先輩の曲を貰ったりする。

二年生は、一年生指導係になって、
上手いのに残らないとか距離を置く美鈴後輩や、
小悪魔的な性格なのに過去に何かある奏後輩、
じいちゃんが有名指揮者でまた過去になにかある求後輩(これは3にも続く)そして実力あるのに自信ない後輩
更に同じ一年生指導係なのに、途中で部のマネージャーに変わっちゃう
先輩等と過ごし、頑張るも関西大会までで終わってしまう。

三年生は部長に任命され、副部長は塚本秀一(久美子の元恋人)
ドラムメジャーが高坂麗奈になり、更に
転校生がやってくる。
転校生の黒江真由はめちゃめちゃユーフォ(久美子の担当楽器)がうまかった。しかも強豪校の清良女子出身。
全国金を本気で目指すために、大会の度にオーディションをやることになる。(京都大会、関西大会、全国大会の3つ)
そして曲である一年の詩~吹奏楽のための は、
ユーフォとトランペット(高坂麗奈の担当楽器)のソリ(二人が一緒に吹くソロ)があった。
一年生のボイコット疑惑等も乗り越え、
一度目のオーディションで

京都大会のユーフォメンバーは久美子、真由、奏の三人。
ソリは無事久美子と麗奈になる。

しかし、その後真由となんやかんやあったり、
真由が「オーディションを辞退しようか?」と言い出したり、
なんやかんやあった結果、
関西大会のユーフォメンバーは久美子、真由のふたりになってしまい、
奏は落ちてしまう。
更にソリも真由と麗奈になってしまった。
その上顧問の滝先生の不満も出てきて、
滝先生が好きな麗奈には「部長失格」と言われ、
喧嘩になってしまう。

更に副部長、ドラムメジャーの仲も悪くなる。 
しかし尊敬する先輩と会い
アドバイスをもらい、
麗奈とは【大好きのハグ】で仲直り。
部や幹部に思いのたけを伝えることで、
仲直りした。


そして進路の問題もある。
久美子は音大を進められるが、
自分が音楽を仕事にできるとは思っていない。
というか、音大にいる姿が想像できない。

そして音大にいった先輩の演奏会に行き、
やはり同じことを言われてしまう。

そして最後の全国大会オーディション、
滝先生は、「ユーフォのソリは黒江さんと黄前さん」
と二人の名前を言い渡す。

理由は二人の実力は同じくらいで選ぶことができなかったので、
公開オーディションをするというもの。

そして公開オーディション直前に、
久美子は真由にあった過去を聞く。

ようやく真由の本心がわかった久美子は、
真由に実力通り吹いてほしい。と言う。
そして、滝先生には公開オーディションは目隠しにしてほしいと言った。

その結果、二人の票数は全く同じ…
そして唯一選んでなかった麗奈が選んだのは、
真由だった。

久美子はその後、悔しい気持ちを麗奈に言って、
全国大会は結局、ソロを吹くことはできなかった。

そして全国大会金を達成し、久美子は先生になるのだった。】


黒江真由が好き



私は真由さんが好きです。
性格も好きですが、特に好きなのが
彼女って意思が強いところがありますし、
(好き、嫌いがないって言う割に、
自分がカメラに写るのは大嫌いだったり)
別に間違った事は言っていないんですよね。

「辞退しようか?」

と言ってきますが、確かにそれは、
辞退しなければ私が選ばれる!って意味にも聞こえるかもしれないけれど。
でも、吹部民としては、真由の気持ちも分かるんです。
だって、真由がソリになったら、皆文句言うじゃないですか。

だから真由は保身で言ったのかも…って。

わかるんです。
二人の実力は同じらしいし。
「実力同じなら、部に貢献してくれて、
皆の世話してくれた部長にしてほしい!」
「そもそも、滝先生はどういう基準で選んでるワケ?」

ってなるのもわかるんです。
久美子は実力はありますし、部長ですし、
人望もありますしね。

ただ。関西大会のオーディション前に真由は
「私が選ばれて、喜ぶ人なんているのかな。」
と久美子にこういってました。
「皆喜ぶよ」
と、久美子は返しましたが…
実際はつばめちゃんくらいしか喜ばず、視聴者も、「なぜ久美子じゃないの?」「なんで真由?」って感じでした。

(もう一つ、私的には12話で出てくる
真由ばかりコンクールメンバーに選ばれたことで、
部活をやめてしまった少女の使ってたのは久美子と同じ金のユーフォニアムなので、真由はそのこと久美子を重ねて、辞退しようか?と言ってたのかも…と)

だから、彼女が言ってることって、
大体正しいんですよね…。
ちょっと空気を悪くしちゃうところはありますが。

あと、
比較動画を見ると二人の演奏結構違いますね。
久美子はアレンジ等も加えてて情熱タイプ、真由は譜面に忠実タイプ。
コンクールだと上手い!ってなるのは真由ですよね。
譜面通りに演奏し、そこでさらに表現力…って感じですから。
ライブ等だと心揺さぶられるのは久美子ですが、ライブではまたライブ向けの演奏、真由はできてしまいそうなんですよね…
まあ、真由は余計なこと結構言っちゃいますけれど…


それに真由って、本当に久美子や奏、自分より皆と楽しく、皆にも楽しく
皆に吹いてほしいんだと思うんですね。

それなのに演奏には妥協できないところが好きです。

音楽には嘘がつけない。
フラフラしてるようで、意志が強い。

そんなところが好きです。



二人の距離感

一挙放送で見てて思いました。
主人公の久美子と真由は、距離があります。

真由があがた祭りに誘っても、
久美子は「先約がある…」と嘘をついてしまったり。

真由は真由で久美子に、
一緒に写真に写ろうと言われると(真由は、写真を撮るのが好きだが自分が写るのは嫌い)現像失敗しちゃった☆って怪しい言葉を言ってその写真だけもってこなかったり…(つまり12話まで本心を見せてくれない)


久美子は真由に苦手意識を抱いてる。
何故なら中学の時の流れっぱなしの自分を思い出してしまうから。

真由は久美子と仲良くしたいらしいけど、
ことごとく地雷を踏み抜いてしまう…


等々。

というか真由は最終話まで、(久美子とは1話前から和解してましたが)
つばめ以外とは距離があったと思うんですよね…。最終話で奏とも距離を縮められましたが。
(余談ですが真由と久美子の関係は、原作だとただの友達…というか知り合いって感じですがアニメだとエクストラストーリーで真由は久美子、麗奈、葉月、緑輝のお馴染み四人に混ざって帰ってたり、3ショットもあったりと、結構久美子と仲良しなので、麗奈が海外にいる間は、真由が麗奈の穴を埋めてくれる麗奈的存在久美子にとってなるのかも?まあ、特別な麗奈にはなれないとは思いますが…原作よりは仲いいですね。)

まあ何がいいたいの?っていうと、
黒江真由は裏ボスってことです。

ソリストについて

真由について語る上で大事である【ソリスト】。
12話で、真由が最終的なソリに選ばれてしまいます。
そしてそれを選んだのは他ならぬ久美子の「親友の麗奈」という…


まあ演奏とかは置いといて。(初見でも一番の真由のほうが好きでした…
視聴者にもどっちが吹いたのかはわかってません)
賛否両論なのはわかるのですが(元裏ボスが勝ったみたいなものなので)

ですが、私は真由が選ばれた理由がわかるのです。


まず、【覚悟の違い。】
真由は、多分このオーディションの前に、
久美子と話して、マジでもう全て賭けるつもりで、
あと全てのしこりがなくなった状態だったと思うんです。

だけど久美子は、音大に行くかとか、
進路が決まらない迷いが、本人も言ってましたが出たんだと思うのです。

だから、二人の心の問題だったんでしょうね。

あとは、【久美子自身の話】

久美子は今まで、傍観者というか、
問題を解決するけど、自分は関係ない立場というか、だからこそ冷静に解決できる。そういう感じでした。


真逆を歩く二人

ですが、今回ついに吹奏楽部での問題の当事者となった。それが、久美子は解決が大変だった理由だと思います。
あと、メタ的な話だと、久美子が選ばれなかった理由は、過去に久美子は麗奈の共犯者
になっている。



一年の時に久美子は、
真由と久美子と全く同じ状況の先輩と麗奈で、
真由的立ち位置の麗奈を支持したのです。

詳しく言いますと、いきなりやってきて(入学)めちゃめちゃトランペット上手だった高坂麗奈と、ずっと3年優先で上手いのにメンバーになれなかった、麗奈に実力は劣る中世古先輩。久美子と真由と同じような立ち位置。


この二人で、久美子は麗奈を支持したのです。
【麗奈のほうが、上手いから。】
だから、実力優先だ。

3年前

なので、アニメ版のここでもし麗奈が久美子を選んでしまったら、
彼女たちのポリシーも、共犯者という信頼関係も、全て崩れてたんだろうな…って思いました。なぜなら【友情で】麗奈が久美子を
選んだら3年前、【実力】で自分を選び、支持してくれた久美子を裏切ることになる。
3年前久美子は麗奈を推した。

それは演奏に嘘はつけないから。
裏切らないと、演奏と麗奈に約束したから。

だから麗奈も久美子を裏切れなかった。
久美子は、一年のとき麗奈を裏切らなかったから。
演奏に関係ない、【友情】で久美子を選ぶことは、3年前の久美子を裏切ること。
だからできなかった…
麗奈は真由の演奏のほうがいいと思ってしまったから。

だから麗奈は【演奏】で、【全国金】を取るために
真由を選ぶしかなかった。

(原作では久美子でしたが、
この二人の関係自体違ったので。。。)

だから制作側も真由をソリにしたんでしょうね。

(納得できない人の気持ちはわかるけど、
流石に真由が事故にあえばよかったとか、
それで久美子と奏が本番吹けばよかったとか、
そういうのライン超え!
誰もいい気持ちにならんのでやめてくれ!)


(麗奈は単純に演奏で選んでると思うけどね)


原作との違い


原作の真由は少し怖いキャラです。
何考えてんのかわかんないまま終わってしまう。

ネタバレですが、
久美子が「辞退しようか?」って言う真由に、
思いのたけをぶつけ、自分のこころのうちをあかし「北宇治は実力制だ。選ばれた人がソリを吹くべき。真由ちゃんが選ばれたなら堂々と吹いて」的なことを真由に訴えかけても、真由は
「私は久美子ちゃんが吹いたほうがいいと思うけどなあ」「久美子ちゃんに吹いてほしいっていう私の気持ちは無視されちゃうの?」
的な事を言って、久美子の言葉は届いてない…的な演出もあったし。

だからアニメと原作でキャラはだいぶ違うと思うのですが、
私は、どちらの真由も大好きです。
後味的にはアニメ真由派だけどね!

終わりに


これ、3のEDのカメラを思い出します


私は真由も京アニも響けユーフォニアムという作品も大好きです。
もちろん、真由は敵的存在…というより立ちはだかる壁(久美子目線)だったので、
嫌いな方もいるのだろう。とは思いますが私は真由が大好きです。

彼女は好きも嫌いもないといいつつ、
ちゃんと好きも嫌いもある。

そんな彼女が、本心を打ち明けた結果が、
ソリストだったんだな、って思います。

真由は何となく音大に行ってそう!
それとも普通の大学とかに言って青春大学生活してるかも?

長文失礼しました!
真由とソリストについて語りたかっただけです汗

ご観覧ありがとうございました♪

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