カワセミ撮影に深追いしない
中古34,000円で入手したTAMRONの望遠ズームレンズで2日前に試写した件、偶然出会ったカワセミを美しく写真に収めることに成功したことで、今回再びあの姿を写真に収めようと考えた。
今回は「じゅん菜池緑地」という公園で、カワセミもよく見られる。
以前ここに来た時にはただの散策だったので広角レンズを付けたカメラを持っていただけだったが、それでも普通にカワセミを見ることができたので、今回は望遠ズームでカワセミを狙うのだ。
驚いたことに、ここの水鳥たちは人間が近付いてもあまり逃げない。中には遊歩道の真ん中を歩いている鳥たちもいて避けて歩くこともあった。
さて、しばらく池のほとりで景色を眺めていたところ、すぐ目の前で「ポチャン」と石でも落ちたような音がしたので目を移すと、ちょうどカワセミが池にダイブしたところだった。そしてそのまま目の前の木の枝にとまった。
さっそくシャッターを切ったがあまり良くない。なぜならばこの季節は陽の光が浅く、方向が悪いと陰になってしまう。カワセミの青い輝きは順光でなければ鮮やかに出ない。
というわけで、以下、なるべく順光になるように回り込んで撮ったりしたカットである。
実はこれらの写真はすべてトリミング拡大したものである。やはり300mmでは小さなカワセミを画面いっぱいに写すことは難しい。もしトリミング無しで撮るならば800mmだとか1000mmだとかかなり大きなレンズ、三脚なども必須か。
そういえば過去にカワセミ撮影しているカメラマンたちを見たことがあったが、いずれも大きなレンズと三脚で物々しい状態だった。
ボクはこれまで、カワセミだけでなく野鳥全般については主たる被写体とは考えていなかったのだが、やはり今回撮った中の失敗したカットを見ると次に挽回したくなってしまう。
例えば下の写真などは、飛び去るところを撮ったつもりだったが、ピンボケとブレがあって何が写っているのかも分からない。
それ以外にも、すぐ目の前でホバリングしている場面もあったが、運悪く撮れなかったことが悔やまれる。
このようにどんどん本気になってきて、必要と考える機材も増えてきたら恐ろしいことになりそうに思う。
それに、ボクの行きつくところはストロボライティングなのだが、野鳥に対してはそれはできないだろう。だったら最初から深追いしないほうが良い。
カワセミ撮影はこれ以上深追いせず、今後もおとなしく植物をライティングしておくにとどめたい。