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EOS M6 Mark2システム構築

ボクのメインシステムはSONY製フルサイズカメラで、自分の撮影用途には全て対応できるよう、レンズやアクセサリなどのシステムを構築してある。

けれどもフルサイズカメラは小型運用に限界があり、例えば通勤途中で撮るために常時携帯するにはちょっと大きい。小型の「7CR」はあるものの、非常に高価であるため常時持ち歩く気にはなれない。ボクにとって「7CR」は、明確な撮影対象が見込める時だけに限定して持って行くカメラなのだ。

そこで、常時携帯できるカメラとして1サイズダウンしたAPS-C機を探していたのだが、メインシステムの4,000万~6,000万画素と足並みが揃うような手頃な値段の高画素APS-C機はなかなか見付からなかった。

3,250万画素の「Canon EOS M6 Mark2」は早い段階から候補に挙がっていたのだが、EOS-Mシステムはもうメーカーが開発終了しているので未来が無い。色々堂々巡りしていた末、「やっぱりこのカメラしかないか」とようやく決断した次第。
結果的に、サブシステムの構築は下の写真のようになった。

<完成したサブシステム>
  • Canon EOS M6 Mark2----<89,300円>

  • SIGMA 24-105mm F4(フルサイズ対応レンズ)----<58,500円>

  • SIGMA 18-200mm F3.5-6.3----<28,900円>

  • Canon EF-M 15-45mm F3.5-6.3(沈胴式レンズ)----<6,000円>

  • Canon EF-M 22mm F2----<10,000円>

  • マウントアダプタCanon EF-EOS M----<4,000円>

  • マウントアダプタMC-11----<14,000円>

  • 電子ビューファインダーEVF-DC2----<13,800円>

  • SIGMAレンズアップデーターUD 01EO----<1,500円>

(※値段は中古購入時のものであり定価という意味ではない)

基本的な考え方として、コンパクトなレンズ22mmF2との組み合わせが一番の目的。けれどもせっかくの3,250万画素だから、メインのフルサイズで組んだシステムに匹敵するようなシステムを組みたいと思った。

しかしEOS-Mシステムは開発終了のため新しいレンズは見込めず、しかも既存のEOS-M用レンズはあまり画質の良いものが無く(実際に何本も買って試して手放した)、いっそのことマウントアダプタ経由でSLR機用の高性能なCanon-EFレンズを活用することにした。

ちなみに、ここに挙げた2つのマウントアダプタのうち1つはSONY-Eマウント用であるが、Canon-EFレンズを買うならメインシステムでも活用することを狙ったもの。

●Canon EF-M 22mm F2

<Canon EF-M 22mm F2>

このレンズはとにかく薄くてパンケーキレンズの部類に入る。カメラにセットした状態で、コートのポケットに難無く入る。固定焦点で開放F値も明るいため、スナップシューティングには最適。

<コンパクトな基本形>

安価なレンズでありながら金属製マウントなのが良い。画質もキットズームレンズと比べると良いほうだと思う。
ただ、換算35mmはボクにはちょっと中途半端で使いにくいところはある。いざという時のための常備品という運用としたい。

●Canon EF-M 15-45mm F3.5-6.3(沈胴式レンズ)

<Canon EF-M 15-45mm F3.5-6.3(沈胴式レンズ)>

安価なせいかマウントがプラスチック製で安っぽい。画質は期待したほどではなく、周辺部があまり良くない。
このカメラでの広角撮影は想定していないのだが、それでも1つくらい広角撮影できるレンズがあったほうが良いかと思い、換算24mmから始まるこのレンズを購入した。
荷物スペースに少し余裕があるような出張などで持ち歩くには良いかと思う。

なお、同じようなレンズを装着した「α7CR」との比較では、奥行きは「α7CR」のほうが「M6 Mark2」の2倍もあるが、高さはほぼ同じであった。

<α7CRとの比較>

●SIGMA 18-200mm F3.5-6.3

<SIGMA 18-200mm F3.5-6.3>

フルサイズのほうではTAMRONの28-200mmレンズが非常に優秀で広角から望遠までこのレンズ1本で足りたため、APS-C機のほうでもこのようなレンズに相当するものが欲しかった。そのため幾つかのレンズを購入したり売ったりしてきたのだが、結局辿り着いたのがこのレンズ。
これはEF-S用(APS-CサイズのSLR機用)のレンズなので、マウントアダプタを介して装着しているが、AFも特に支障無く動作する。

言ってしまえばTAMRON28-200mmには画質は及ばないがものの、それでも試してきたレンズの中では一番画質が良かった。

なお、望遠撮影では背面液晶画面のライブビュー撮影が難しいので、外付けビューファインダーで使っている。

<広角撮影>
<望遠撮影での等倍表示では小さな鳥(ジョウビタキ)でもよく見える>

●SIGMA 24-105mm F4(フルサイズ対応レンズ)

<SIGMA 24-105mm F4(フルサイズ対応レンズ)>

APS-C機用のレンズはイメージセンサーが小さいので高画質が得やすいかと思ったがそうでもないようで、設計思想としては小型化に重きを置いて画質に対する優先順位は低いように思える。
けれどもせっかくの3,250万画素を活かすためには、画質を優先した大きなレンズが1つくらいあっても良い。

そこで、フルサイズ用のCanon-EFレンズから選ぶことにした。それがSIGMAのArtシリーズ。
このSIGMA 24-105mm F4は画質がなかなか良く、これまでベタ褒めだったTAMRONの28-200mmレンズに匹敵するか、あるいは僅差で勝っているようにも見えることがある。

このレンズは現状、フルサイズシステムのSONYのほうで活用し、いざという時にはEOS-Mで投入する最終兵器的な運用としたい。

●SIGMAレンズアップデーターUD 01EO

<SIGMA UD 01EO>

SIGMAレンズのファームウェアをアップデートするにはこのアクセサリが必要とのことで、やむなく購入した。中古品をいろいろ探し、ケーブル無しのものを1,000円で入手、ケーブルは500円ほどでNikonコンデジ用の互換USBケーブルを購入。問題無く動作している。

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