気密ボックス用の乾燥剤の使い方
先日、初めての防湿庫を導入した話について書いた。
この防湿庫には取り外し可能な電池式の温湿度計が付いている。これは汎用品なのかも知れない。
この温湿度計は単品としても使い勝手が良いので、これまでも使っている気密ボックスの湿度を測ってみたところ、過去に何度か開け閉めしていたせいもあって古い乾燥剤も劣化しているようで湿度は50パーセント台になっていた。
そこでシリカゲルを買おうと思ったのだが、お菓子などに入れるような小さな袋に小分けされたものが多い。運用としては、1袋ずつ使い捨てということになるわけだが、開封後の残りの未使用分が吸湿しないようにキッチリ防湿しておかないといけないのが大変そうに思う。
そこで、ボトル売りのシリカゲルを購入した。
これならボトルが密閉されているので防湿のことを考える必要は無いし、シリカゲル自体は袋に入っていないので加熱して再利用可能。
小分けはフィルムケースを利用することにした。
ちなみにこれはボクがフィルムを使っていた頃の方法だったのだが、今はフィルムケースが手軽に手に入らないので、わざわざケースだけを購入した。
ただ残念なことに、このフィルムケースはフタの固定が弱く、ちょっと落としたくらいでフタが外れそうなのが難点。
なおフィルムケースの商品としては「透明」の他に「乳白」と「ブラック」があるようだが、必ず「透明」を選ばないと、シリカゲルの色変化が見えなくなってしまう点は注意。
まあともかく、ハンドドリルでシリカゲルの粒がこぼれない程度の大きさの穴を開けてシリカゲルを充填。
フタと底面、そして側面に無数に穴を開ける。
温湿度計を入れてみたところ、数時間かけて30パーセント台に下がった。
今後シリカゲルの色変化を注意しながら管理し、ピンク色になったら取り出して加熱再生させることにする。