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カメラの故障・破損の傾向と対策

カメラというのは精密機器ながらも、屋外に持ち出して使うことの多い道具。もちろん、屋外で使う精密機器はカメラの他にも色々あるけれども、カメラが他のものと大きく異なる点は、機械的に動作するメカニズムやマウントなどの開口部が多いということ。
またカメラは光学機器のため、レンズなどの割れ物が使われていることも弱点と言える。

これまで覚えている範囲で、ボクがカメラを壊してしまった内容を挙げてみる。

●Nikon F3>巻き戻しノブ損傷(原因:持ち運び時の落下)
●Nikon D200>シンクロコネクタ陥没(原因:パーツの低耐久性)
●OLYMPUS PEN-FT用レンズ>レンズ内曇り(原因:雨濡れ)
●New-MAMIYA6>フィルム圧板脱落(原因:岩への激突)
●New-MAMIYA6>ファインダー窓割れ(原因:カメラ同士の衝突)
●SONY α7RII>背面液晶パネルヒンジ損傷(原因:持ち運び時の落下)
●RAOWA15mm>絞り不動(原因:レンズ交換時の落下)
●BRONICA 40mm>フィルター割れ(原因:岩への激突)
●OLYMPUS 12-40mm>フィルター割れ(原因:レンズ交換時の落下)
●SONY α7RIV>ダイヤル破損(原因:パーツの低耐久性)

こうして見ると、やはり物理的な衝撃による原因が多い。
撮影時に携行する機材が多いと、レンズ交換時には取り落としが発生してしまいがち。
また岩への激突についてはやはり登山では多い。

カメラをザックに入れたままにしておくと何のためにカメラを携行するのかが分からなくなるので、この手の事故を完全に防ぐことは難しい。

<不安定な状況でレンズ交換中に落下破損、絞り羽根不動>
<2台のカメラを使用中、カメラ同士が激突しファインダー窓割れ>

そういうわけで、何とか激突事故だけでも対策できれば故障・破損が減るのではないかと考えた。
そこでここ最近導入しているのが、カメラ全体をカバーするシリコンジャケット。

これを装着してもグリップ性能や操作に特に支障がなく、キズも入らないので売却時にも有利。
唯一、縦位置グリップ(バッテリーグリップ)が装着できないのが難点。その問題はまた別の方法で対策することになるわけだが・・・。

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