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バルサム切れのレンズを修理してみる

ボクが現在所有するCanonのNewFD100-300mmF5.6レンズは、昔使っていたものを懐かしく思い、ハードオフかネットオークションで再度入手したものだった。けれども保管状態が悪かったせいか、前玉のバルサムがだんだん切れてきた。

そこで分解清掃しようとしたところバルサムが完全に粘液化していたので拭き取った。この後どうしようかと考えていたのだが、最近の貼り合わせレンズは植物性のバルサムではなく紫外線硬化樹脂を使っているとのことで、ダメ元で紫外線硬化樹脂で修理してみることにした。

<前玉を分解してバルサムを拭き取ったところ>
<紫外線硬化樹脂を塗る>

ちなみにこの紫外線硬化樹脂は、ドールアイを作るときに利用しているもの。

<気泡が残っているがこのままやってみる>
<レンズを貼り合わせて紫外線照射>
<固まったところ>
<気泡はアクセント>
<透明度はまずまず>

貼り合わせしたレンズを組み直し、室内で試し撮りしたのだが、微妙にピントの芯が出ない。要するに修理失敗なわけだが、ダメで元々のつもりだったので良い経験となったと思う。


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