ReflexNikkor500mmF8の分解手順
久しぶりに手に取ったReflexNikkor500mmF8、よく見ると、レンズとミラー全面にカビが生えていた・・・。
本当は、タイトルを「ReflexNikkor500mmF8のカビ取り」としたいところだったが、カビ取りしている最中は必死だったので写真を撮っているヒマもなかった。
ただそれにしても、このレンズの分解手順を書いているWeb情報が無かったので(旧タイプはあるようだが)、ここで記録しておこうかと思った次第。
まずは本体を目の前にして精神集中。
おもむろに精密ドライバーを取り出し、背面のビスを外す。
すると、本体後部が三脚座ごと抜ける。
逆ネジになっているヘリコイドをくるくる回して外す。
はずれたらミラー部分にアクセスできるので磨く。この鏡は裏面鏡になっており表面はガラス面なので、多少磨いたところで銀が削れることはない。
次に前部の補正レンズの取り外しだが、ゴムをめくるとイモネジが出てくる。ちなみに最初は固定用樹脂で固められているのでそれを剥がす必要がある。
イモネジを外す。
すると前部の輪っかが回るようになり、フィルターを外すように回して外す。
するとカニ目レンチが掛かる窪みが現れるので、そこで回して固定リングを外す。
補正レンズが外れたところ。
以上こんな状態にまで分解できる。
なおヘリコイドの組み直しは、ピントリングがロックtoロックが2回転できるよう、少し戻してビス留めする必要があるので注意。