信長の野望 覇道における里飛ばしの意義② 局所的な数的有利状況の創出
里飛ばしの隠された重要性
以前のnoteでは、里飛ばしのメリットを挙げつつも里飛ばしは慎重になるべきと結論付け、どちらかと言えば里飛ばしについてネガティブなまとめ方をした。
里飛ばしによって味方を不利にするリスクがあることからこの結論は間違っていないと考えているものの、里飛ばしのポジティブな面についても記載する必要があるだろう。
とはいえ以前のnoteで直接的なメリットについては述べたので、今回は戦術的な側面から里飛ばしの意義を考えてみたい。
リソース損失やタイルドロップなど直接的な効果の先にある、言わば隠された重要性である。
覇道における数的有利状況の必要性
まず覇道においては、様々な場面で数的有利を作り出すことが重要となる。
最もそれを実感するのは攻城戦だろう。
待伏を徹底すれば基本的には各部隊一対一の戦いとなり、攻撃側の部隊の方が多ければすり抜けて本丸に到達する。
野戦においても同様で、敵防衛部隊を上回る部隊で攻撃することが基本となる。
このように数的有利を作り出すことが非常に重要であるため、攻城戦においては集合が徹底され、野戦においてはタイミング合わせが必須となる。
数的有利と里飛ばし
数的有利を作り出すことの重要性を認識したところで、里飛ばしがその数的有利状況がどう関係するのだろうか。
まずは、1対1の状況でタイル防衛する場合を考えてみよう。
防衛したいタイルの隣接から防衛部隊を出す場合、防衛タイルと里の所在タイルが異なるので、同じ部隊で同時に里とタイルを守ることはできない。
ただし実際このようなケースでは、自里は敵里から距離があるのでタイル防衛を優先。もし敵がこちらの里を狙ってくるようなら逆に相手の里を狙ってやる、といったように十分対応することは可能である。
ここでのポイントは、里飛ばしという選択肢を増やすことで相手の防衛箇所を増やすというところにある。
防衛時において相手に里飛ばしを警戒させることができれば、相手は里防衛のために部隊数を割かなければならず、その分制圧に出す部隊を減らさなければいけない。
防衛時に里飛ばしをする場合の注意点
このような数的有利を作り出すためには、まず相手に里飛ばしを意識させなければいけない。
そのためには里を狙わなければいけないが、里を狙いすぎても逆に数的不利になってしまう危険がある(敵は3人で制圧し、こちらは里狙い1+防衛2という状況)。
まずは防衛を優先する、警戒させるためだけなら1部隊だけで里を狙う等の工夫が必要になる。
破壊編成にしている人であっても、基本は飛ばすより防衛を優先する意識を持つことが大切である。
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