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為替ってこういうこと

この年齢になって、人に聞こうにも聞けなくて、聞き方がわからなくて。
じゃ、じぶんで調べちゃえってことで。自分なりにまとめてみたよ。

【為替】ことばの由来
あなたの「為」に、あなたに「替」わって
お金を送ること。なるほど。
外国のお金を為替で受け取る。間に誰かが入ってくれているから、受け取れるんだね。

為替の話で大事になるポイントは、世間に流通している「お金の量」は「一定」だということ。そのバランスで価値が上がったり、下がったりする。
具体的に例を挙げてみよう。
〇サンマが不漁で取れなくなった!(供給が減る)
⇨サンマの価格が上がる。
※価格が低いと、稼げないからね。
〇インフルエンザが流行る!マスクがいる人が増える(需要が増える)
⇨マスクの価格が上がる。
※マスクの数が一定であれば、価格が上がっても稼げるからね。

【逆パターン】
●サンマが大漁に取れた!(供給が増える)
⇨サンマの価格が下がる。
※価格が高いと、売りさばけないから。
●完璧なインフルエンザワクチンが生まれる!マスクがいる人が減る(需要が減る)
⇨マスクの価格が下がる。

極端な例も挙げました。
ここでポイントは、「需要が増える」と「価格があがる」ということ。
このポイントを押さえていると「為替」のことがぐっとわかりやすくなるよ。

では、次に具体的な景気のお話で見てみよう。
需要と供給でみていくとわかりやすい。

〇アメリカの景気がよくなりそう
⇨ドルの需要が増える(ドルを買いたい人が増える)
➡円の需要が減る
1ドル=100円 ⇨ 1ドル=120円
ドルの価値が上がり(ドル高)
円の価値が下がる (円安)
〇アメリカの景気が悪くなりそう
⇨ドルの需要が減る(ドルを買いたい人が減る)
➡円の需要が増える
1ドル=100円 ⇨ 1ドル=80円
ドルの価値が下がり(ドル安)
円の価値が上がる (円高)

こう見ていくと、円高ドル安がどー見たらいいのか、わかりやすい。
ここで、理解できている人は、これ以上深堀しなくていいかも。
でもまだ、?、な人はもう少し一緒に考えてみよう。
そもそも、「ドルを買う」とか「需要が増える」とか、どういうこと?みたいな。だからここから、「お金の流れ」に視点を変えてみてみよう。

アメリカにある日本のT企業という車の販売会社があるとする。
⇨輸出で大量に日本車が売れた。(貿易黒字)
⇨アメリカの取引銀行に「ドル」が大量に集まる。
➡為替市場を通じてたくさんの「円」に替える。
(円の需要が増える)・(ドルの需要が減る)➡円高ドル安
⇨T企業の日本の取引銀行へ「円」として換金
⇨賃金、給与、取引先へ「円」で支払い、日本国内に流通する。
『貿易黒字』➡『円高ドル安』
1ドル=100円 ⇨ 1ドル=80円

日本の中で、牛肉の卸売り市場で外国産の取引をすることに
⇨輸入で大量に牛肉を買うことに。(貿易赤字)
⇨日本の取引銀行に「円」が大量に集まる。
➡為替市場を通じてたくさんの「ドル」に替える。
(ドルの需要が増える)・(円の需要が減る)➡ドル高円安
⇨アメリカの取引銀行へ「ドル」として換金
⇨賃金、給与、取引先へ「ドル」で支払い、アメリカ国内に流通する。
『貿易赤字』➡『円安ドル高』
1ドル=100円 ⇨ 1ドル=120円

こんな流れになります。輸入、輸出という面からみると、経済、政治の雰囲気も匂ってきますね。為替の影響を見てみると。
ドル安円高・・・1ドル=80円の時
・外貨で取引するものは目減り(外貨資産の円ベースの価格の減少、
円高が続くと輸出企業の業績は悪化。例えば自動車産業、電気機器産業)
・円で取引するものは安く。(輸入品価格が下がる。例えば、食料品、エネルギー。海外旅行が格安)
      
ドル高円安・・・1ドル=120円の時
・外貨で取引するものは増える(外貨資産の円ベースの価格が増加、続くと輸出企業の業績が好転。例えば自動車産業、電気機器産業)
・円で取引するものは高く。(輸入品の価格上昇。例えば、食料品、エネルギー、ガソリンの高騰、電気ガス料金の値上がり。海外旅行費が割高。)

こんな感じでまとめてみました。もっとこうじゃない?とかある人はどしどし言ってください!みんなの素朴な疑問にこれからも応えていきますね!

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