見出し画像

へっぽこOLのお先真っ暗転職日記 7

これは結婚式を挙げるためにお金を稼ぎたいOLが、頑張って年収を上げるために転職活動をするお話。

前回はこちら


生き辛ぇ!HSPのINTP

転職は一旦置いといて、まずは日々を真面目に生きようと一日一善をモットーにコツコツ働いた結果、意味のわからん量の残業と周りからのちぐはぐな評価に苦しむ羽目になったOL。これって私が悪いんですか?見かねた先輩と面談バトルをした結果、どうやら悪いのは私の中のINTP気質で…?


現状、詰み

お久しぶりです、OLです。
12月、1月と恐ろしい業務の逼迫で全てを破壊されていました。
上司が異動し、チームの大ベテランが一時的にいなくなり、4人分くらいの仕事をやる羽目になっていた二ヶ月間。明らかに無茶ですが人員を新しく入れても育成する余裕はなく、当然チーム全体で大疲弊気味。チームを引っ張る者としてチームのみんなを病ませるわけにはいかないと、ホントはお願いしたいことも頑張って自分で調整して片付けて。とにかくなんとか頑張ってこなしているつもりだったのですが、周りからは全然頑張ってるとか大変そうとか思われていなかったことが最近発覚して。
「なんで全部捨てて帰るの?仕事がそんなに嫌?」
「ごめんなさいそんなつもりじゃないです(????)」
「辛くないの?なんで頼らないの?」
「辛いです(即答)」
「へー、そうなんだ」


?????????


え、なんでそんな感じなんですかね…?私結構頑張ってるんですが……?

私を見かねた先輩からもらった言葉は、まさかの励ましじゃなくてお叱りからのスタートでした。
そこから膝を突き合わせて話した結果見えてきたのは、どうやら私の働き方は、その人には怠慢としてしか映っていないらしいということ。

びっくり案件だったので書かせてください。


何が起きている?

先輩は、私がなんのチャットも返さず帰ろうとするので思わず呼び止めたとのこと。自分としてはそんなに重要な(※金曜の深夜23時に返さなきゃいけないような、という意味)チャットが来てた覚えはなく、ただ困惑するのみ。
そこから「チャットも返せないほどに業務が逼迫してたら辛いでしょ、なんでなにも言わないの?」という方向に話が進んでくれて一安心。「いや実は…」と先輩と膝を突き合わせて深夜まで話して、先輩は私が現状詰んでて解決策もなくて相談しても却下されて、もうこの下期を耐えるしかなくなっているモードになっていることは理解してくれました。

まぁなのでその場は丸く収まり、私の窮状は理解してもらえたわけです。とりあえずよかった。

でもここで気になるのは、最初の叱責の言葉。


「そんなに仕事が嫌?」

嫌だけどやるしかないから頑張ってるんですが…? チャットも仕事もほっぽいてるように見えてたようだけれど、自分としては今日中マストをクリアしてもう限界なので帰るという状況だったので、なんでそんな怒られなきゃいけないのかが分からず。
何でそんなことを言われたのか?何がそんなに不真面目に見えたのか?これがとにかく引っ掛かり、一晩考え思い出したことが、自分の16タイプ診断について。

私のタイプはINTP。その性質の中に、やらなくていいことはやりたくないというものが含まれていたはず。それに頭はいいけど他人に理解されることは求めないから、他の人はINTPが何考えているか分からず、協調性がなくて組織向きじゃないとも書かれていたような…。

つまり私の中の判断基準で決めている「今日マストじゃないやつ」が、この先輩にはそうは見えておらず、「どう見てもマストなのになんでやらずに帰るんだボケ」となっていたのでは…!?

これは非常にまずい。その場は「案件いっぱいで可哀想だね〜何もできなくてごめんね〜」で収まったけれど(先輩は別のチームの人)、私は「やるべきことを忙しいからやれていない」のではなく「やらなくていいと判断したからやっていない」のが真実なので、まだすれ違っている。この先ずっと「こいつやれっつってんのに何でやらねぇんだボケ」と思われ続けることになる…!

ここを理解してもらうために、理解は無理でも上手くやりくりしてその人に怒られないために、INTPの社会性ポンコツOLに工夫できることはないのか。今日はそこを考えていきたいと思います。

16タイプINTPとは

結構前から流行っているこの診断。何回もやってみて結果が変わらないのでそうなんだなと諦めているのですが、先述した通り私のタイプはINTP「論理学者」。INTPの中身は、内向的な性格、直感で動き論理で考え、行き当たりばったり的に生きて世の中のルールは無意味であれば無視する。嫌われる人にはとことん嫌われる性格です(実体験)。

解説サイトをざっとみると、一言で表すと根暗オタク。アニメキャラで例えるとDEATH NOTEのLが真っ先に上がる。頭はいいし鋭いけど協調性やコミュ力はどこにもなく、普通の人から見たらド変人。感情は分からないし無意味なことはとことんやらないサイコパスとのこと。ひでぇ書かれようだな?


頼れないHSP、頼らないINTP

「プライド高いのかも知れないけどさ、もっと周りを頼りなよ」

これまで散々言われてきましたが、頼るってなんなんでしょうね?
人にヤな顔をされるのが死ぬほど辛いHSPは助けを求める方がストレスだし、それを乗り越えて助けを求めても何かしてもらえた体験を持たないINTPが、「助けを求める」という行為を無意味と判断してやらなくなるのは自明の理。

苦しんでるのに「プライド高い」は酷いなぁと思いますが、人に理解されないことに慣れきっているINTPなので、今更の自己開示も無意味だなぁ…と。


どうしたってINTPは治らない

「自己開示しなよ」「他人に興味持ちなよ」
この2つも散々言われて来ましたが、この2点ほど人生に無意味なものは無いと考えているのがINTP。
治すか〜と思っても、まず自己開示するタイミングも他人に質問するタイミングも分からないので頓挫。まず「対話」という概念から欠落してるので改善もできません。対話によっていいことがあった経験もないし。じゃあやらなくていいかとなるわけです。

じゃあ、治らないなら治らないなりに、どうにか他人に嫌われない方法はないものだろうか。

とことんドライに考える

感情が死んでるINTPに取って理解できないのは人の気持ち。でも人の気持ちなんてちょっと喋っただけで気が楽になるようなチョロいものなので(最悪)、もっと単純なものと考えて作戦を練ります。

・「自己開示しなよ」
これで怒られているのは秘密主義性。つまり何かしらで自分の手持ち、感情を提示すればクリアされると考えます。そして聞かれる前に提示しないといけないので、毎朝自分の予定とか持ち物とかを適当に共有しておくことにします。


・「他人に興味持ちなよ」
これはシンプルにコミュニケーションの不足を指摘されているので、雑談とかで解決できるでしょう。リモートワークなので辛いですが、1on1とかやって喋っておきます。

そして、
・「もっと頼りなよ」
これに関しては、大事なのは実際に私が助かるか否かではなく、こちらから相談を持ちかけているかどうか。つまり解決を目的としない適当な相談を振っておけば満足するわけです。
議題を思いつくと頭の中で解決策を秒で練り上げてしまうINTPには厳しい話ですが、自分の頭の中にある「どうせ解決できねぇだろうな」みたいな議題を回りに相談しておけばいいんでしょう。物事が解決しない会議はINTPが最も嫌うものですが、これで対人関係ポイントを稼げると思えば安いもの。ワンチャン誰かに言っておけば誰かがやってくれるかもだしね。


頭の中は冷酷でいい、INTPだもの

INTPは基本的に頭が良くて合理的です。協調性はカスですが、そんなもののために自分の利点をだめにすることはないと思うのです。(最悪)

無意味なことは捨ててしまうのなら、考え方を変えて意味を生み出す。他人に興味がないINTPの欠点を払拭するために「他人からの好感度稼ぎ」というポイントに意味があると思うことが、自分らしさを失わないまま組織向きの人間になるための第一歩かなと。

理解されなくていいし、助けてもらう必要もない。でも会社でうまくやるために、できる人っぽいムーブは差し込んでおこう。こういう氷のような思考こそがINTPの真骨頂です。全国のINTPさん、図太く逞しく冷酷に生きていきましょう。


では私の性格の悪さがバレたところで、今日はこの辺で。



今回は趣向を変えてINTP仕事術でした。でもやっぱり自分の預かり知らないところで勝手に嫌われてんの意味わかんないし、意味不明なことで怒られんのシンプルにストレスなんだわ。INTPが向いてる職場、探すか…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?