戸田農園
「みんなでぐるっとハロウィンマルシェ」取材記事④
マルシェが開催された日は穏やかな秋晴れでした。会場の端、空の青がぐるりと見渡せる位置にオリーブ色の軽トラックを停め、野球のユニフォーム姿の「戸田農園」代表・戸田真寿(まさとし)さんはご自身で育てた柿やお米、つやつやの高原野菜を販売しておられました。手伝いに駆けつけていた地域おこし協力隊の森藤(もりとう)秀実さんと共に、青空市場のようなお店でたくさんのお話を伺うことができました。(森藤さんも熱中小学校の生徒さんだとのことでびっくりでした)
かつらぎ町新城(しんじょう)から来られた戸田さんは大阪・天満出身。とても賑やかな商店街で育ったそうです。
ところが趣味の釣りがご縁で有田川町の山椒農家さんと親しくなったことから、農業を職業として考え始め、新城に移住して来られた由。区長の中前光雄さんのお人柄に惹かれてそこに居を構えたとのことなのですが、中前さんは紀州かつらぎ熱中小学校の教頭先生なので、ここでもまたびっくりです。
若手移住者として活躍中の戸田さんは現在、「新城BASE」という施設を立ち上げようと動き出してます。元JAの廃屋をリノベーションし、一棟貸しの宿泊施設や地元野菜の販売所を設け、キャンプやバーベキューを楽しめる場として整えるため奮闘中です。
クラウドファンディングでの資金調達(10月12日~11月11日)も行い、すでに目標金額を達成されています。
明るく前向きな戸田さんのお話の中で、
「地域の方たちの協力があってこそ」
「米や野菜を作る人と購入する人の距離を縮めたい」
との言葉が心に残りました。
よろしければぜひインスタグラムをご覧ください。
「戸田農園」
(ライター部:大北美年)
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