子どもを連れてスーパーに連れて行く意味
最近、共働き界隈の時短術の一つでネットスーパーや生協などで食材を買うという話をよく目にする。忙しいの中で時間をいかにして生み出すか、背に腹はかえられぬ思いがあるのは重々承知の上で、思ったのがそれ機会損失じゃない?ということである。
誰にとっての機会損失かというと子どもたちである。スーパーに行くことによって子どもが目にすることができるものは少し考えただけでもけっこう出てくるのではないだろうか?以下に自分的に大事だと思うポイントを挙げてみる。
①生きた数字に触れる機会
普段の生活の中で色々な場面で数字に触れる機会があると思うが、特にスーパーでは真っ先に値札が視界に入る。学校の算数で触れるような数字というのは学習のための数値設定であることも多く、なかなか現実味がないという問題点がある。お店で実際の値段を見ることで現実的な数字を扱うための素地を養うことができる。また、学校で学習する前からも100より大きい数が値札には書かれていることが多く、大きな数に対する数感覚も養うことができる。100より大きい数を扱うの2年生であるが、大抵の子どもたちは100より大きい数について知っており、このような機会が貢献しているのではないだろうか。
②多様な商品に
スーパーには当たり前であるが、多種多様な食品を始めたくさんの商品が扱われている。絵本、テレビ等で見たような物の実物であったり、生の図鑑といったところか。また、お店にはコーナーごとにお肉、お野菜、魚と置かれている。家で調理前の食材を見せてあげることもできるのだろうが、他の商品と見比べながら見ることで、野菜というものには「にんじん、玉ねぎ、キャベツ…」というのは括りで物を見ることができる。図鑑でもできるよね?とい指摘には、まあ、実物の方がいいやん…と小声で返しておこう。笑
③生産地を知る
生鮮食品などは大抵のものは細かい生産地が書かれている。これまた学校の学習など紐づけるが、4年生になると食品の生産地について学習する。このような学習を迎える前から、何度も生産地に触れておくことで、地名を始めとした様々な社会の一面に触れることができる。国内産、外国産についても触れておきたいところ。横で親が子どもたち色々と問いを投げかけてくれるとなおいっそう良いと思う。学校で習うのだから別にいいのではと思う方もいそうではあるが、このような生活の中で触れた経験があるものは実感を持った知識として身につくということは誰しも納得する話ではないだろうか。
とりあえず3点ほど思いつくままに書いてみたが、なんかもっと大事なものがありそう…。
ネットスーパーなんか高くて使えねぇよ!ということを正当化するために色々理屈をこねくり回したが、本当は使いたい、時間ほしぃ…。