見出し画像

水路の橋を観るだけのプチツーリング。

色々身辺整理が進みました。
9月1日から新たな役割を担う予定でしたが、諸事情で10月からに。
社会人最終の居場所を見据えた形の職場となりますが、ある意味最もエグい立場になります(会社組織の番人かつ嫌われ者ながらアドバイザーでもある)。
基本的に「調べる」とか「対処する」ということを様々なカタチでずっと行ってきたので、ライフワークの解析も含めて集大成的な仕事になります。
対人の認知って、けっこうアナログな世界。マニュアルはあれど、その通りに対応すると火に油の世界(笑)。
性善説と性悪説とを操りながら口角を上げて話し、ミスを罠に変える魔法も操(自虐ではないのでやめようw)。
仕事の比率としては、しっかり雇われリーマンの四週六休の規則正しい日課になります。ぐちゃぐちゃなワーホリ状態や夜勤などをしてきた自分が、一気に健全化するようです(笑)。
これでいいのか私?という自問自答と、もういい加減刺激や限界を追うのはやめんかいという真っ当な叱責が脳内に併存していますが、バイクと同様自身の体力をきちんと俯瞰すれば答えは後者が正しい。
仕事人生も、カブ同様エンスト無く低燃費かつ頑丈で小回りの効くカタチで終えないと、もうやり直し(バイクなら買い直しか)の選択はほぼ無い。

で、気持ちの整理も進んだところで、プチツー出発。

お米だよ(奥にはお蕎麦も)


カブで走るには、幹線道路より田舎道。
周囲と同じスピードで走ることを強要されるのがイヤなワガママな性格なので(それは遅いこともあれば速いこともある)…仕事はまあ社会人として合わせても、プライベートは明確にゴメンこうむります。
こうした穏やかな秋の収穫の風景を見れば、スピードは落ちます。
筑北村から千曲市へ抜ける県道55号をゆっくり走り、目的の水路に架かる橋へ。


橋のスケール感はこうです


説明しよう

橋が好きで、ツーリングにしろ何にせよ、往復に好みの橋が観られると寄り道します。
好みは曲線で構築された意匠。工学的な裏付けは設計と現存の事実で証明されているはずなので、そこは追わず。
特に大正期から昭和期前半の、ロマンチシズムが入り込んだ曲線美がたまりません。
今回観に出かけたのは、かなり古く、1900年(明治33年)竣工のJR篠ノ井線(旧)の滝沢川橋梁。
名前のスケール感がデカいですが、細い沢に架けられたアーチ橋です。


水路下流側
覗き込む
入ってみた
アーチが綺麗
プチ探検気分
水路上流側から振り返る
124年の積み重ね
焼き煉瓦がシブい
水路上流側の上方より

内部は空気が異質で匂うかと思いきや、新鮮な空気が流れていました。
苔むすでも無く、思った以上に綺麗な状態。
石床の水路も綺麗。
124年前の官製建築、見事な切石と煉瓦組。
丁寧な仕事特有のオーラ。
プライベートの時間に良いものに触れると気持ちが安らぎますね。

平均燃費81km/ℓ
新山清路橋(でよかったっけ?)

帰路は県道70号〜国道19号を走り抜け快走モード。
そういえば、このタイカブを迎えて1年が経過していました。
年間走行距離は約3000km。普通ですね。
真夏の暑さの中山間路を回して走ったので、帰宅後オイルも交換。
割と交換頻度は緩いのですが、交換後はトルク感が変わったので、改めて効果と交換の大切さを実感。

次回は、ある神社へ御礼参りツーリングです。


いいなと思ったら応援しよう!