山里を走る
筑北村は、ちょうどスタンプラリーを開催している最中。
石仏巡りのみならず、村内の飲食店なども対象。
自分でテーマを決めて走るのが好きですが、それだと好みのルートばかり選んでしまいがち。たまには他力本願のコースを巡れば、新たな発見があるかもしれないし…。
筑北産の青大豆の豆乳で国産小麦粉を練って手打ちにしたという、もえぎうどん。
たいそうコシの強いヤツです。
たぶん三重うどんに慣れた人が食べたらなんだこれ的に硬い。
私は噛むほどに小麦の香るかたーいうどん、大好きです。
窓外の景色をぼんやり眺めながら、地元のおばちゃんたちが働きながら話す声を聴き、ただうどんを食べる事だけに使える時間。
幸せじゃないかい…
年に何度かの◯◯街道巡りとか、◯◯宿場祭りぃなどのイベントで目にする宿場の姿は、残念ながら本当の現状ではなく。
私が見たいのは、おめかしのない集落の姿。
水曜日の昼間、この宿場には全く人の姿を見る事なく、車すらすれ違わず。
空き家がいくつかあり、なかには半分ほど朽ちてつぶれかけたものも。
村のガイドマップには書かれない肝心の姿こそ、本当は知らしめることなんじゃないだろうか?と思います。
心の平穏って人によって違うのだろうけれど、私は…肝心なことが隠されて誰も傷つかないまやかしが続くより(それはむしろ不安)、核心が明らかにされて問題が整理されていくことに、平穏と安寧を感じます。
まぁ、うどんを食べる間はそれすらもどうでもよくなるのだけど(笑)
美味かった♪