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十数年ぶりの同時開放-2 湯峠
妙高小谷林道の乙見山峠をクリアした後、乙見隧道脇にカブを停めて、持参したコンビニおにぎり4個を頬張る至福の時間。
オンロードではとても良くグリップするミシュランタイヤも、ここではよく滑る。
当然スタンディングで走る場面も増えるのでお腹が空くのです(笑)。
下り途中で倒木の苔たちを観て(前回記事参照)、雨飾温泉まで戻ると、次は湯峠に向かう姫川小谷林道へ。
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この林道が全線通行可能なことは非常に少なくて、どこか崩落しているのが常。
林道名でググると、通行止めにも関わらずハードアタックされたサイクリストの方々の刺激的なブログが確認出来ます(笑)
道が泥々で半分崩壊していても進む彼らのスピリットは素晴らしいですね(でも危険)。
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峠を下る途中、麓の大綱集落方面から登ってくるクロスカブに出会いました。
70歳超と思しき外見、スラリとした体躯に鋭い目付き。
県内居住ではあるが現在信州中の峠を制覇中とのこと。
「クロスカブはタイヤの減りが早くてね…」
と苦笑いする表情が印象的。
これから湯峠を経て乙見山峠へ向かうとのことで、道路情報を交換し、お互いの安全を言葉にして別れました。
クロスカブのフロントフェンダー先端に年季を感じました。
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林道を走り終え、小谷村大綱集落に出ました。
県内有数の豪雪地帯、小谷村役場から国道148号を経て集落に入るには新潟県に一度出てからとなります。
ここでは、十数年前に起きた雪中転落事故の調査に携わりました。
誰のための、何のための仕事なのかを、正悪だけで判断しないことを学んだ事案でした。
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この後、国道148号へ向かう途上の平岩集落、県境の橋を通過。
次回記事に記します。