ポニョえもん

呟怖バックアップちゅう

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最近の記事

インスタントカメラ 11月マンスリー応募作 お題【忘れ物】

かなり昔の話になります。 昔は手巻き式の インスタントカメラが流行してました。 私はカラオケ屋で店長の仕事をしていました。 忘れ物は必ず半年は保管しておくのが、当店の義務でした。 そんなある日の事 若いスタッフが部屋の中に、忘れ物があると報告してきました。 見てみると手巻き式のインスタントカメラ 枚数はまだ半分以上残ってました。 私はいつもの様に保管していました。 数日後 忘れ物を撮りにお客様が来店され、喜んでカメラを引き取っていかれました。 その後、

    • 徒競走 10月マンスリー応募作 お題【運動会】

      同級生から聞いた話 今から数十年前 同級生の小学校はマンモス校で 一学年のクラスは十クラス以上あった…。 マンモス校な小学校ならではのシステムがある。 これだけの生徒数だ。 運動会となると先生の手がさすがに足りない、そんな先生方の代わりに高学年の生徒が運動会の補助に回る。 例えば徒競走 低学年の生徒が徒競走を終えた時 高学年の生徒が、徒競走を終えた生徒を捕まえ 一位から三位までの旗を持って そのまま徒競走が終わるまで記録係の先生が記録するまで待っている。

      • サンドイッチ 【エモ怪】

        【ばんごはん】 サンドイッチ 懐かしい味 あ… これは… 母の味… 味わって食べる ゆっくりと 味わって サラダも 自分で切っても 美味しくない… 母の優しさの味 もう二度と 母のサンドイッチ 食べれないと思ってた 妻が母のレシピを 見つけて 作ってくれた… 涙の向こうに 母の姿が見えた… #エモ怪 【ばんごはん】 旦那に作ってあげた サンドイッチ なんだろう? いつもと作り方が 違う? 私が作る サンドイッチじゃない… え? 卵の殻入ったよ ま

        • ジョン 9月マンスリー応募作 お題【名前】

          ある家族が 新築の家を建てた 家族は喜んだ。 次女が「犬を飼いたい!」と 父親に懇願した 彼女にとっては 犬と一緒の生活は 長年の夢だった… 父親は 「散歩に必ず行って世話をする事」と 条件をつけた。 彼女は犬を「ジョン」と名付けた。 最初の頃は 本当にジョンをかわいがった。 何処に行くのも ジョンは彼女と一緒だった。 だが… 彼女は飽きてしまった。 散歩も世話も母親の仕事となった。 そんな日が幾年も過ぎ ジョンは病気を患ってしまい 毛は抜け落ち 身体はやせ細り 見るも無惨

          白トマト 8月マンスリー応募作 お題【金属】

          ある主婦から聞いた話 リサイクルショップにて、包丁に一目惚れした。 素晴らしい切れ味、硬い骨も軽々切れた。 ある日の事、庭の家庭菜園の手入れをしていると、たわわと実るトマトの奥から主婦を見つめる視線を感じた。 そこには白い蛇 驚いた主婦は台所に向かい手頃な包丁を手に白い蛇に包丁を振り下ろした。 包丁は白い蛇の首を捉えその場で絶命した。 主婦はそのままトマトの栄養になるだろうと、そのまま畑に白い蛇を埋めた。 その日からその畑で採れるトマトは完熟しない白いトマトが

          白トマト 8月マンスリー応募作 お題【金属】

          怪異が本当に出る町 閑話9話 「トンネル」

          【零夜】 どこだここは? 周囲は暗く 見覚えのない場所 目の前には 怪しく渦を巻くトンネル あまりにも 周囲が暗いので トンネルに 行くしかない トンネルに 向って歩いてく トンネルの中に入ると 何かでヒネられたみたいに 渦を巻いて その男は何も残さず消えた トンネルは 怪しく渦を巻いている 【45夜】 つい殺ってしまった 初めての殺人 高揚も段々と覚めていく 死体を隠さないと 慌てて周囲を見ると 小さなトンネルが 渦を巻いている 試しに石を入れてみ

          怪異が本当に出る町 閑話9話 「トンネル」

          怪異が本当に出る町 第十一章 「駄菓子屋」

            僕はフラフラと町を歩き出した。 頭が痛くて 耳がキーンとする しかし… 凄い声だったなぁ… 霧が深く足元に絡みつく 深い 深い 深い霧の中を水の中を歩く様に進んでいく。 急に眠気がやって来た。 いけない!このままじゃ!怪異に襲われてしまう… でも眠気には勝てない… もう…ダメだ… そう思った時に 「大丈夫?」力強く肩を掴まれた。 見上げると、この町には不釣り合いな女子高生、セーラー服は見たことがない服だったが、彼女の黒い長い髪が凄く印象的だった。 僕はそのまま無意識

          怪異が本当に出る町 第十一章 「駄菓子屋」

          怪異が本当に出る町 閑話8話「魔法少女」

          【魔法少女〇〇】 【怪異が本当に出る町の怪異】 《編集》 曖昧さ回避 この項目では、魔法少女〇〇およびそれを原作としたアニメ作品について説明しています。70年代アイドルの楽曲については「魔法少女〇〇」をご覧ください。 『魔法少女〇〇』(まほうしょうじょ〇〇)は、〇川〇吉の小説およびそれを原作としたアニメ作品である。19〇〇年版は東〇魔法少女シリーズ第1作。 また本作は少女を主人公とする日本のテレビアニメの最初のものでもある。 【作品概要】 《編集》 怪異の本当に出る町に

          怪異が本当に出る町 閑話8話「魔法少女」

          怪異が本当に出る町 第十章「拳」

          「ねむっ」 夜通しブランコの少年と遊んでいたせいで、めちゃめちゃ眠い…本当に眠い… 町並みの家の塀に身体を預けて… ちょっとだけ寝よう… もう限界… 周囲の霧が電柱の下でうずくまる私に ゆっくりとゆっくりと襲いかかる。 少しだけ触り動かないのを確認する。 また触られた… ぼんやりと上をみると 町並みの家の塀の所に生首が並んで見える。 「あちゃーこれはやっちゃったなぁ…」 私は怪異に襲われるのを覚悟した 目の前に生首達が転がりながら私に近づいてくる払いのける気力も無い。 私を

          怪異が本当に出る町 第十章「拳」

          怪異が本当に出る町 閑話7話「件ちゃんとこけし」

          【件ちゃん】 あたし件ちゃん 基本的に迷子 とりあえず道は続いてるから 『大丈夫!!』 今夜は気になった お好み焼き屋さんに来てまーす! どの料理も美味しいぃぃぃ 『こけしぃぃぃぃぃ ビールくだちゃい!』 うひゃひゃひゃ 楽しいヽ(=´▽`=)ノ 『こけしぃぃぃぃぃ 好きだぁぁぁ』 『うひゃひゃひゃ ビールおかわりくだちゃい!』 たのちぃぃぃぃぃ♪ 【こけし】 ギターの練習をしていると 『たのもーぅ』 『牛だけになんちゃって♪』 着物を着た 顔が牛のお客様がやって

          怪異が本当に出る町 閑話7話「件ちゃんとこけし」

          怪異が本当に出る町 第九章「件」

          僕はフラフラと町を歩き出した。 お昼だけど霧が深く足元に絡みつく 深い 深い 深い 霧の中を水の中を歩く様に進んでいく。 そんな中で パン パーン と柏手を打つ音が聞こえてきた。 目の前に鳥居が見えてきた。 血のように赤い鳥居 鳥居の奥から激しく鈴を鳴らす音が聞こえてきた、その直後に小銭を床にバラまく音がする。 「あ…あぁぁ…」 こちらの境内の石畳まで小銭が転がってきた…5円玉がコロコロと転がって来る。 5円玉を拾って他の小銭も拾うが…寛永通宝やらの古銭も混ざっている…。

          怪異が本当に出る町 第九章「件」

          怪異が本当に出る町 閑話6話「お好み焼き」

          俺の名前? そんなのは決まってる 俺はこけし様だ! 美味しいお好み焼きを提供してる。 調理するのはお客様だ そんな俺のお好み焼き まずはお好み焼きのキモになるのは キャベツの切り方だ 季節によって切り方は変えてある それも企業秘密なんかじゃない。 【キャベツの切り方】 キャベツを四分の一にカットして芯を取り除いて、葉の外側、内側に分けて外側の葉は芯の部分と直角になるように3ミリくらいで切る! この細切りキャベツを端から2ミリくらいで切る! 葉の内側も粗めにみじん切りに細かく

          怪異が本当に出る町 閑話6話「お好み焼き」

          怪異が本当に出る町 第八章B「ブランコ」

          「さいあくぅ」 私は霧の深い町をさまよっている。 本当に 人生で一番最悪な目覚めだった… あの部屋で生きながらバラバラにされる夢って めちゃめちゃ痛かったし 自分の骨がノコギリでガリガリと削られる音と振動…イタイイタいって! 今も思い出しただけで嫌になる。 そんな中で ステキなお好み焼き屋さんを見つけたのは本当にラッキーだった。 店主さんは…こけしだったけど あんなに間近で見られながら、お好み焼きひっくり返すなんて初体験だった。 ひっくり返すの成功したら… どこから取り出し

          怪異が本当に出る町 第八章B「ブランコ」

          怪異が本当に出る町 閑話5話「ブランコ」

          【公園の怪異】 ぶらーん ぶらーん 『今日もあの娘が来てくれた』 私に話しかけてくれるのは あの娘くらいだ… 私はあの娘が来るのを 首を長くして待っている ぶらーん ぶらーん 『今日は何の話をしようか?』 『そうだね おじさんの娘の話をしてあげようか?』 ぶらーん ぶらーん 【復讐】 ぶらーん ぶらーん ブランコの椅子に血まみれの箱が置いてある ぶらーん ぶらーん 箱の中身は ここでいつも遊んでた女の子 箱の中身は首だけ 隣のブランコには首のない女の

          怪異が本当に出る町 閑話5話「ブランコ」

          怪異が本当に出る町 第八章A「ブランコ」

          僕はフラフラと町を歩き出した。 今朝も霧が深く足元に絡みつく 深い 深い 深い 霧の中を水の中を歩く様に進んでいく。 遠くから ブランコで遊んでる音がする きぃ きぃ きぃ… 僕は音のする方向へ向かっていく。 するとブランコで少女が遊んでいた。 ブランコには 可愛らしい服を来た幼女が ブランコで揺られて遊んでいた。 きぃ きぃ きぃ… ただ一つ 首が無い事を除けば普通の幼女だった ブランコが揺れるたびに 首の接断面から びゅ! っと血が出ている 「うわぁぁぁぁぁ!」 僕

          怪異が本当に出る町 第八章A「ブランコ」

          怪異が本当に出る町 第七章B「4―4号室」

          【女子高校生】 深い 深い 深い 足元に絡みつくような ねっとりとした霧に 足を取られながら町を進んでいく… 疲れた… 本当に疲れた… 私はとりあえず休みたいと思った。 駅の近くにタバコ屋さんがあったから近くにある 泊まれる所を教えもらおう。 「すみませーん」 タバコ屋さんの小さな窓を開け 「この辺で泊まれる所ありますか?」 私が尋ねると奥の方から老婆の声がする。 「すぐそこにビジネスホテルがあるよ…」 タバコの煙が凄くて店内は見えない それだけ言うとタバコ屋さんの小さな窓を

          怪異が本当に出る町 第七章B「4―4号室」