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時間いっぱいをやめましょう!① ~時間いっぱいは無駄~
皆さんの学校で時間いっぱいやることが「よし」とされていることはありませんか?
この考え方、よい方向に働かないことが多いと思います。
確かに時間いっぱい最後までやることが大切なときもあります。
しかし、学校現場においては、有意義に働いていないことがあると思います。みなさんは、どう思いますか?
今回は、時間いっぱいを止めて良かった感じた実践について挙げていきます。また、その効果、変容についても紹介します。みなさんからの意見が聞けたら嬉しいです。
1 時間いっぱい清掃
2 時間まで帰りの会、朝の会
3 時間いっぱいテストを受けなければいけない。
4 時間いっぱいの練習
今回は、1、2について書きます。
1 時間いっぱい清掃を止めました。
(1)時間いっぱい清掃の時の様子
① 生徒は、開始時間ギリギリに担当場所にやってくる。
② 生徒は、担当場所の清掃を時間いっぱいで終わるように活動する。
(2)時間いっぱいを止めた後
① ほぼ全員、決まった時間よりも前に清掃を開始。
② 終わった生徒が、他の場所を手伝いに行く。
③ 準備片付けた素早くなった。
④ 早く終わった方が得だから、互いの協力するようになった。
⑤ 早く終わった分、朝の準備や有意義に時間を使っている。
(3)効果
早く終わるためには、人と協力した方が良い。残った時間を有効活用す
ることができれば、早く終わらせようとする。掃除の目的は、時間いっぱ
いやることではない。学校は、時間いっぱい病であると考える。時間いっ
ぱいを止めたことで、他者との協力、率先して動く力がついた。
2 時間いっぱい短学活を止めました。
(1)時間ギリギリまでやっていたときの様子
① 時間になるまで、全員が揃っていても始めない。
無駄な時間を過ごす。
② 時間まで終われないので、何でもゆっくりとやろうとする。
③ 教師が考えた、やりたくもないことをやるはめになる。
④ 確認、予定の記入といった個人でできることを全員でやろうとする。
(2)時間いっぱいを止めた後
① 全員が揃ったら、会が始まる。
② 個人でできることは、個人で行うようになる。
③ あまった時間で合唱が始まった。
④ 自分にできることを、短学活の前に行うようになった。
・教室の戸締まり、整理整頓
・予定の確認。
⑤ 個で行えることを後に回すようになった。
※着替えとか。
⑥ 早く始められるように、会の前にできることを率先して行う世にな
った。
(3)効果
全体として早く終わらせるために、どの順番で作業すると良いか、
何をしておくと良いか考え実行するようになった。無意識のうちに計
画性が着いている。また、合理性、公立についても考えるようになっ
ている。ここでも協力する力やコミュニケーション能力の向上が感じ
られた。
最後に
1時間かかる想定のものごとがあって、それを50分で終わらせることができるのは、本来、ほめられることだと思う。しかし、学校では、時間いっぱいやることが美徳みたいなところがある。
大人も、やる必要がないことに時間を縛られるのは嫌だろう。時間を一杯をやめるといいことがたくさなります。ぜひ、やってみてください。