わたしのサロン

私のネイルサロンは少し珍しいかもしれない。

なぜかというと、カフェに併設されているサロンだから。

大学生の頃からアルバイトをしている、個人経営のカフェがある。60代の兄弟が店主の、ネイル髪型髪色ファッション、何でも自由にさせてくれる最高のバイト先。
大学卒業後、ネイル企業に就職してからも予定が合えばシフトに入っていた。それくらい好きな職場だ。

その店内に、以前は喫煙ルームとして使っていたがコロナをきっかけに閉鎖し、物置となっていた部屋があった。店主は、私がネイリストとして働き出す前から「独立したらこの場所を使っていいよ」と事あるごとに言ってくれていた。
私は当時、独立なんてする気はなかったから、有難いなぁと思いつつも、いつになることやら〜と能天気な笑顔で「ありがとうございます」と返していた。

そう思っていたのに、1年ちょっとで企業を去ることになり、新しい職場探しも見つからず、本当にやってみることになったのだ。

へっぽこが独立するにはレベルがちょうど良かったかもしれない。物件探しが無いこと、店主がどうして?ってくらいに優しくて協力的なこと、カフェには毎日お客さんがたくさん来店するから宣伝も比較的しやすいこと、、挙げたらキリがないくらい有難いことばかりだ。

きっと、もっと、ちゃんとした人だったら早くも大成功できてるはずの最高の環境。

へっぽこのスピードだとどんなもん?
乞うご期待ですね。

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