「好きになる力」が身についている娘
先日、「これからの時代に必要なスキルは、“好きになる力”です」という、前田裕二さんが出演している新R25チャンネルを取り上げた。
番組のなかで印象深いエピソードがある。学生時代、ある会社のインターンをした前田さんが、上司に受付を任された。そこは、何千人もの人が通勤してくるビルなので、受付の人にまで声をかける人は少ないらしい。しかし、受付の人は前田さんの上司の名前も知っているし、前田さんのことを何かと手伝ってくれる態度を示してくれたそう。そこで前田さんは、上司が分け隔てなく人と接することで、ファンを広げているさまに感心した、と。
娘と話していると、「人を好きになる力」が自然と身についていることに気づく。
娘が大学生のころバイトしていたお店で、仕入先の人と親しくなったらしい。挨拶からはじまり、いろいろ雑談も喋るなかに。娘がバイトを辞めるときには、立派なお土産をもらったそうだ。
娘の元の職場でも、地方から単身赴任してきた年上の人と仲良くなった。娘さんが東京に遊びに来るときには、素敵なお店を紹介してあげたそうだ。その人が地元に帰るときには、取引先のメーカーさんも交えて飲み会をして楽しかったと。
今の職場も、出入り業者の人や、違う部署の人とも結構親しくなっているという。そうすると、思わぬところで親しくなった人々から助けられている場面があるんだとか。
娘は愛想がよく、親しみやすい性格である。さらに、人に興味があるので、いろいろその人のことを聞きたくなってしまうらしい。相手との距離が縮まりやすい性格の持ち主だ。そのせいで、異性の場合は勘違いされて、食事に誘われることも多いとか。まぁ、そこは対応が困るだろうが。
日ごろから人を大切にしていると、相手からも相談を受けやすくなる。その逆に、自分が困ったときも、きっと助けてくれるだろう。
娘がこのまま「人を好きになる力」を発揮して、幸せな人生を送ってほしい。