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Webライターラボに入会したのは、人生後半戦に新しいことに挑戦したかったから

2022年冬。その頃は、コロナ禍。薬局で事務をしていた私は、コロナによって患者さんがいつもより減っていくことに直面し、暇な時間ができた。

私は50代である。その薬局では60代でも働いている方々いたが、このままずっと働くことに疑問を持つようになった。
毎日の仕事が、同じことの繰り返しのように感じていたからだ。

来る日も来る日も、アルコールでアクリル板やカウンター、イスなどを何度も消毒する。少ない患者さんをひたすら待って、受付をし、処方箋をパソコンに取り込む。患者さんのお薬を薬剤師さんと一緒に用意して、会計を済ます。

仕事に就いた当初は覚えるのに苦労した。しかし、ぜいたくな悩みだが、一通り覚えてしまうと、だんだん新鮮味がなくなってしまった。

それに、身近な人が亡くなったことも頭をよぎる。父は理由あって一人暮らしを続け、晩年は部屋に同じ物が溢れかえるほどの認知症になってしまった。父の生い立ちを聞くと、貧しい家で育ち、その後も長男として我慢を強いられた人生を送った。長いようで短い人生。

自分も、あとどれくらい生きられるかわらかないという実感が、強烈にこみ上げてきてしまった。このままの職業で終わってしまっていいのかな。もっと他の仕事もやってみたい。

そう思った私は、はじめのうちはブロガーにあこがれ、ブログでめちゃくちゃ稼いでいる方のYouTubeを観たり、ブログを読んだりした。そのうちに、音声プラットフォームであるVoicyでブロガーの方の配信を聴くようになった。そこへWebライターの中村昌弘さんがおすすめに出てきた。

Webライターってなんだろうと、よくわかりもしなかった私。それまで「ブログで稼ぐのって夢があるな」と、頭がお花畑状態だった私は中村さんの発言で現実に引き戻される。中村さんはVoicyで、「稼ぐのは大変だよ」と何度も言う。そして、Webライターとして何年も活動されている中村さんは、地道に働くことの大切さを説く。
厳しい世界なんだな、と思った私だったが、かえってWebライターに挑戦したい気持ちがわいてくるようになる。

Webライターのなり方を学び、まずはクラウドソーシングサイト※に登録する。
※発注者と受注者の仕事の仲介をするサイト

そして、中村さんが主宰しているというWebライターラボ(オンラインコミュニティ)の募集をひたすら待つ。地道な発信をしている中村さんへの信頼は、私のなかでマックスになっていた。ラボに入ってWebライターについて勉強をするんだ! 私はやる気満々だった。どのような内容なのか、どのような方が入っているかなど何もわからなかったが、オンラインサロンに入るのはここしかない、と決めていたのだ。

☆☆☆

ラボに入ってから、中身の濃い講義を受け、オフ会にも参加している。家族にもあきれられるほど、一時期ラボのことしか会話しなかった。ラボでは人とのつながりもでき、お仕事をいただくこともあった。

ラボでは中村さんが、なんでも飛び込む勇気を持てという。ラボのメンバーもみんな積極的に仕事に挑む。その姿に私は背中を押された。

その後、Xから仕事の依頼を受けたこともあったし、Xの仕事募集にも応募して採用されたこともある。これまでSEO記事やコラムの執筆、オンライン事務、図解制作、取材への取り組みなど、いろいろな仕事に挑戦してきた。

仕事を通して、今までさわったこともなかったGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、さらにDiscordやChatworkなど、いろいろなツールも使えるようになった。

50代でも新しい世界が広がり、今からでも遅くはないと思えたのは、ラボのおかげである。

Webライターラボのみんなはすごい方ばかりで、ときには気後れしてまうこともある。だが、昨日の自分よりも明日の自分と言い聞かせ、これからもマイペースにやっていきたい。

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