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「たのしい、うれしい、やさしい」があふれている世界――肩の力を抜いて
家にずっといて家族としか話さないと、なんだか気分が滅入ってくるように。
今日は近所のお気に入りのカフェに久々に顔を出した。
店主さんの優しい笑顔に迎えられ、ホッとする。聞き上手だからこちらの話をていねいに聴いてくれる。国内外の旅行の話や奥さんとの出会いなどに話が盛り上がる。
みんな店主さんとおしゃべりに来ているんだろうなぁ。
店内にはもう1人のお客さんがいた。そう言えば1か月前にも見かけた方だった。
店主さんを通して、その方ともおしゃべり。
ぎっくり腰になってしまい、仕事を休んでいるとか。もう一つ、イラストを描く仕事もしているそうだ。
初めて話すのに話しやすい方だった。
このカフェに行くと、知り合いが増える。自然に店主さんが人と人との間をつなげてくれる。
何気ない会話で、特別な中身があったわけではない。
だけど、とても楽しく感じた。
とても居心地のいい空気が醸し出されていた。
気負わずにいられ、そのままの自分を受け入れてくれるような。
☆☆☆
最近、あることがきっかけで精神疾患について調べることが増えた。
寝る前に不安な気持ちに陥り、不眠や涙もろくなった自分は、どうにかなってしまうのではないかと思ってしまった。
社会人の娘も涙もろくて、「仕事も恋愛も、何もかも自信がない。自分には価値がないと思っちゃう。
いつもがんばることに疲れた。でもママにいつも甘えてしまって、自分は自立していないダメな人間だと思ってしまうんだよ」と言う。
私は「◯◯はそのままでいいんだよ。いつもがんばっているんだから、そんなにがんばらなくてもいいよ。それに、甘えられる人がそばにいるなら、思いっきり甘えたらいいよ。私が話を聞くから」と。
ありのままの自分でいいではないか。
常にがんばりを求められる社会って辛いよね。
心が壊れるまでがんばらなくていい。
人には人のペースがある。馬力がある人はがんばればいいし、そうでない人はスローでいいじゃない。
☆☆☆
カフェにあった、さくらももこさんの『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』を手に取る。読者の質問に、ゆるっと答えるコジコジ。
実はコジコジの存在を初めて知った。
「たのしい、うれしい、やさしい」は、どこにあるの?
どこにでもあふれてるよ
なにごとも考え方一つ。
考えすぎて、ぐるぐる絡まった思考に、コジコジは「もっとシンプルに、気楽に、肩の力を抜いて生きなよ」と言っているみたい。
☆☆☆
カフェの空間に、「たのしい、うれしい、やさしい」を見つけた、今日の私。
娘にも伝えたい、完璧を求めずに肩の力を抜いて生きること。