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母親から見た娘の恋愛事情――新たな一歩
社会人の娘とは、友達親子みたいに仲の良い母親です。だから、娘は自分の恋愛事情を、私にどんどん話してくれまます。
娘はいまだに失恋をひきずっていますが、結婚して自分の家庭を作りたいからと、一歩を踏み出しました。
娘は、とある場所で1人の男性と出会いました。それから、男性から猛アプローチされて2回デート(?)することに。
娘は聞き上手なので、どんどん気になることを聞いていきます。そうすると、お相手もどんどん自分のことを話していきます。
お相手は「今日は楽しかったから、また会ってくれますか」となったそうです。
しかーし……。
娘はお相手と会っているあいだ、全然楽しくなかったそうです。
相手の方は自慢話など自分のことばかり話し、娘にほとんど質問してこなかったのだとか。
娘のこと、本当に興味あるのか、わからなかったみたいです。
「もう、最悪。私は人のことを好きになりにくいの。彼が自分のことばかり喋っているから、全然楽しくなくて、途中からもう顔が引きつっていたと思う。
それに、グイグイ来すぎて、気持ちが追いついていかないよ。男を前面に押し出されると、退いてしまう。
『男』の面が強い人は苦手、『男の子』の側面が感じられるのが好きなんだよ」
※娘の注釈 男=見栄、虚勢をはる
男の子=無邪気なところがある
男性の方、すごく楽しかった場合、要注意です。(いったい、誰目線?)
彼女も本当に楽しそうでしたか。自分のことばかり喋っていませんでしたか。彼女は本当に笑顔でしたか。
さらに、元カレとすごく比べてしまったそう。
「元カレはもっと、かわいい面があった。自慢話をほとんどしないし、自分に興味を持ってくれた。
……私は、自分に興味を持ってくれないと、相手を好きになれない」
人に会って、1、2回で好きになるなんて、難しいでしょうね。
それに、どんな性格なのか、見極めも難しい。
娘いわく、「自分が好きではない相手と会う時間が、もう嫌すぎた。こんなんだったら、もう一生一人で生きていってもいいと思ってしまう。結婚するのは、誰でもいいわけじゃない。本当に好きになった相手としか結婚したくない」。
それは、そう。自然にそういう方と出会えたらいいのにね。でも、出会いがない状態だったら、自分から行動しないといけないのでしょうね。
同じコミュニティとかだったら、相手の言動などじっくり見ることができるのに。でも、なかなかそううまくいかないのが辛い。
でも、ちょっとやそっとで人生に絶望するのも、なんだかな、と思ってしまいます。
いつか、よい出会いがありますように。結婚がゴールではないけど、娘の幸せを願う母親なのでした。