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台風は去ったか――またまた娘の失恋に思う母心

娘が先日別れたばかりの彼にLINEを送ったようだ。どうしても自分の気持ちを伝えて、チャンスがあればやり直したいと。
しかし、チャンスは2度と与えられなかった。
望みが薄いのは、はじめからわかっていたこと。しかし、送らないではいられなかった娘の気持ち。また娘の涙に心を揺れ動かされる。

この夏、頂点まで盛り上がった恋愛が急降下で墜落してしまったよう。娘の悲しみはまだまだ続く。
お互い好印象で恋人同士になって、楽しい日々が続くと思っても、突然別れが訪れることもあるんだね。

彼も娘も完璧主義な傾向がある。それにお互いに相手に求めすぎる。彼も頑固で、理想的な将来の姿が思い描けないと、早々と見切りをつけたのかな。すごく真面目で、将来を考えすぎているのかも。今の自分に自信がなくて、プライドが高すぎる面もあるように見えた。

SNSやネットの情報をいくら調べても、本や映画にも、どこにも答えは載ってない。どうやったら恋愛はうまくいくのか。どうすれば摩擦を生まずに人と接することができるか。それにしても早くないか。喧嘩も話し合いもなしなんて。

この期間、娘と、恋愛・結婚について、すごくしゃべった。自分の夫婦関係についても。思いがけず、夫のよいところも見えてきた。

彼の気持ちも、ああでもない、こうでもないと想像して。でも、相手の気持ちをどんなに考えても、自分ではないので完全にわかるなんて不可能だ。自分の物差しで彼を見、こうあってほしい姿を勝手に想像しているだけ。

私が娘を心配しすぎて、夫の前でも本人のように涙がボロボロ出てしまったとき。夫が「そんなに心配してもしょうがないよ。それは子どもを信用してないことなんじゃない?」と言ってきた。

そうか、このような行為は娘のことを信じてないことにつながるのか。本人と同じ目線で悲しんだってしょうがないのだ。もっと大人にならないと。
私は娘の将来を信じている。結婚するかしないかは不明だが、幸せな人生を送ることを信じている。願いを込めて。

世の中、恋愛ばかりじゃないのだ。心配している家族もいて、住む家もあり、明日の食事も心配ない、仕事もあって、健康で。今ある幸せにも目を向けてほしい。

さすが、私の娘。一時期食欲がなかったけど、おいしそうにパンをほおばっている。娘は大丈夫だ。

台風はもう過ぎ去ったかな。今日は晴れたよ、元気に出かけておいで。

☆☆☆

いつまでも娘の恋愛に心を傾けるしつこい母親。noteにこんなに書いてしまった。


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