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塩狩峠を読んで
中3の頃、読書感想文で読まされた本を再読しました。あの時でさえ、この本いいなぁと思ったけど、やはり再読って違うんですね、色々違う見え方がありました。
あらすじ
https://booklog.jp/item/1/4101162018
こちら参照してください。
心に残った部分
〈父よ、彼らを許したまえ。その為す所を知らざればなり〉
これはトセが菊に追い出されたシーンでのトセの言葉です。キリスト教はすごいですね。いくら、相手が悪かろうと、相手のために祈るのです。
見習います。
〈悪しき者に抵抗うな。人もし汝の右の頬をうたば、左をも向けよ。なんじを訟えて下衣を取らんとする者には、上衣をも取らせよ〉
「汝を責むる者のために祈れ」
「義人なし、一人だになし」
この二つは聖書の言葉です。特に、下の言葉が印象に残っています。この意味は、この世界にはいい人はいない。1人もいない。です。
いやそんなことないだろう!と思う人もいるかもしれませんが、私はこれに深く共感します。人はたまに、人を叱ります。私は塾講師をしててたまに生徒にイライラしてしまいます。もちろん、私はまだ大学生なので、声を荒げて怒ったりしないですが、そういう時はこの言葉を思い出します。別に勉強しないことが悪いことではないし、第一自分もまともなことできてないんだから、人に叱ったりイライラするのは違うだろう。みんな悪くてでもみんな生きてて平等なんだ。と毎回この言葉を見るたびに思い出します。
誰かにイライラした時や、人を蔑んでみた時にこの言葉を思い出してください。あなたにも悪いことをした経験が一度はあるでしょう。みんな悪くてみんな平等なんです。
私がkindleでブックマークしてた文はこのくらいでした。
もう一つ今思い出した、信夫の行動があります。それは、盗みをした人に対して、自分から一緒に謝ったことです。これは信夫が、キリスト教の言葉を信じて、行動しようと決心したためでありました。
ここから思うのは、以前もnoteに書いたのでますが、性格を変えるには行動を変えるしかないということです。何か信じたいこと、こんな人になりたいと思ったら、どうやったらなれるだろうと変に考えるよりそのような人が取る行動を真似で生活してみましょう。いつしかそれがあなたになります。
私も、信夫のような生き方をしようと最近生きていますが、まだまだ自分が出てきます。笑
ぜひ一読してください。
MO