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花組シアタードラマシティ公演『カナリア』トークショー

2011年10月21日
花組シアタードラマシティ公演『カナリア』観劇&トークショー!
せっかくの運命の日だったかもしれないので…ここから始めようと思います。
『カナリア』は2001年12月、同じシアタードラマシティで上演された
花組トップスター匠ひびきさんのトップお披露目作品です。
2011年、同じ花組で壮一帆さん主演で10年ぶりに再演されました。
初めての再演ということでイベントが企画され、初演のチャーリーさんとのトークショーが実現しました!!
トークショーの感想のみ。観劇記録ではありません。


(過去の投稿を再編集しています)
2011年10月24日投稿



さてこの二日間、花組『カナリア+トークショー』&翌日『CHARLIE's TEA PARTY』と
久々のチャーリーさんを目一杯堪能させていただきました!
その一部を簡単にご報告させていただきますね。

まずは一日目、カナリア観劇&トークショー!
私は入り出待ちも参加することができました。
チャーリーさんはワインレッドのリボンの付いたベレー帽、胸元にキラキラジュエリーの付いた黒のワンピースに花の形の白のボレロ、黒のロングブーツという装い。
ファンの皆に正直な気持ちを話してくださいました。
この2年間治療に専念されているチャーリーさんですが、今も痛みを伴っていること、舞台に上がるのは実はすごく怖い、と。
でも、お薬の副作用で頬がふっくらされているのを、こういう私を見るのは初めて?でも若い頃知ってる人は見てるか!(だいふくちゃんて呼ばれてたとか!?)なんて話してくださったり、
最後には、皆の顔見て落ち着いてきた、ありがとう、がんばるね!とガッツポーズ&ピースで笑顔で楽屋口に向かわれました。
とても緊張していらっしゃったのだなと。

腕に痛みが…とおっしゃっていたにも係わらず、お手紙受け取ってくださって…
嬉しいけど、心配だったり…
でもやっぱり嬉しすぎて感動してしまう私…


この日の公演は翌日梅田芸術劇場で始まる蘭寿とむさん率いる全国ツアー公演と重なるということで
客席にはなんとシアタードラマシティに花組さん大集合でした!!
とても近くを生徒さんが通られてすごく嬉しいハプニングでした。
中でもチャーリーさんトップ時の組長夏美ようさんが現在も花組組長ということで、お見かけした時は言い表せない感動が!!
そしてチャーリーさんが入場すると拍手が!ファンに手を振ってくださいながら客席で一緒にご観劇でした。

(公演の感想は割愛させていただいて)

公演終了後チャーリーさんは一旦外に出られて、緞帳が上がるとソファーが並び、ヴィム姿のままの壮さんとお隣りにチャーリーさん!
最初にご挨拶されて、現在病気療養中であることと、花組の皆さんにご挨拶と、あととにかく皆さんにありがとうございます!とたくさん感謝されていました。

トークは一応司会の方がいらっしゃるんですが、
チャーリーさんのマシンガントーク健在!!もう止まらないです!
お元気そうで本当によかった。
笑いも取っちゃうし(笑)
司会の方も思わず壮さんに、「匠さんは、普段からこんなに気さくにお話しされる方なんですか?」なんて確認を取っちゃいます。

カナリアのお話、当時のお話、壮さんとの共演のお話などなど盛り沢山!
手袋してない!スーツ軽そう!衣装カッコイイ!!いいな~なんて笑いを起こしてたり。とにかくお衣装当時暑かったそうです。
脚バタバタさせてたり可愛かったです。
変更点でチャーリーさんが大好きだった「風~流れて 夢~遥かに」の歌部分がまるまる無くなっていて残念だった、と。
チャーリーさん、高橋城先生の曲と正塚晴彦先生の歌詞お二人の歌が大好きなんだと何回もおっしゃってました。
でも正塚先生の歌詞はとても難しいそうで、さらに当時歌詞の仕上がりが遅かった事を暴露(笑)
「卒業して10年経つんだもん。皆のために言わなきゃ!」と大胆発言(笑)
そうなんですね~先生、生徒さんたちのためにも是非お願いします!

二人が親しくなったのは壮さん研二の頃。
チャーリーさんのディナーショー(Pearl eyes)で
東京、宝塚、高知を一緒に廻ったこと!
高知の街を出演者全員で遊んだいい思い出の話。
もちろんチャーリーさんのおごりですよと(笑)

新人公演「あさきゆめみし」頭の中将役の思い出。
チャーリーさんは手取り足取り教えてくださったと壮さんが話してくれました。
一曲銀橋を渡るシーンで、実際の舞台でここで止まるとか目線をこちらへとか、丁寧に稽古を着けてくださったんだそうです。
本公演の舞台袖でもいつも一緒にいて勉強させてもらって、なんと新人公演本番のメイクを手掛けたのもチャーリーさんだったとか!

チャーリーさん曰く、あさきゆめみしの頭の中将は物語全体の中で薄い存在だと思った。
だから一回しかない新人公演で絶対に失敗して欲しくない、という想いから
頭の中将役になった壮さんにじっくり教えたのだそうです。
特に壮さんが話されていた公演前の銀橋を文字通り手取り足取り指導してくれたシーンは、頭の中将にとって大切な一曲のシーンだったので、そこまで丁寧な指導だったとか。
そこまで教えてくださる先輩はいないと壮さん。
メイクも日本物で金髪という難しいビジュアルで、どのようにすればよいかチャーリーさん自身もなんと東急ハンズで金髪の鬘を購入し、自宅で何度も練習されたんだとか!

そんな意外なエピソードも聞けた楽しいトークショーでした。
最後立ち上がって、壮さんと二人おじぎしてバイバイでした!



ああ、当時の記憶が蘇ればいのになぁ。
10年ぶりに再演されたカナリア、舞台で拝見するのは初めてのカナリア、とにかく10年前の想いに耽るばかりで“今”の舞台を鮮明に覚えてはいない。
本当に残念。
初演で下級生小悪魔を演じていた桜一花ちゃんが、専科の未沙のえるさんが演じていたキーパーソン·ティアロッサミになっていたり、愛音羽麗くんがラブロー神父になっていたり、
ディジョンを演じていた蘭寿とむくんが一緒に客席から観ていたりと、時の流ればかりが感慨深く思い出されてしまう。
作品そのもの、その時の皆さんの姿をはっきり思い出すことができたらどんなに良いだろう。
でも、感慨深く、特に特に感慨深く思ってしまう、特別な作品だったんですカナリアは。ごめんなさい!
記憶よ蘇れ!!

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