地獄で愛した(連作/燃えつきた奴ら/幕末刺客行/新選組篇/第一話)

真崎守は、漫画家専業になる前の虫プロ社員時代から商業誌に作品を発表していたが、その中の一シリーズに「連作/燃えつきた奴ら/幕末刺客行/新選組篇」がある。

これは、コミックVAN1968年4月3日号~12月26日号まで14回掲載され、総ページ数が約340枚に上る大作で、「地獄狼無頼伝」と並ぶ、虫プロ時代の重要作品と言える。
雑誌掲載は14回だが、6作目の「地獄囃子」のみ6回連載の長編で全9話(ちなみにその「地獄囃子」は、ブロンズ社真崎守選集刊行時に大幅に修正改稿され「狂乱囃子」のタイトルで収録された)
大まかに言うと、シリーズ前半・5話目までは沖田総司が話の中心で、6~9話の後半は架空の隊士・高山(作者の出身地から命名?)に視点が移行している。

今回、そのシリーズ第一話「地獄で愛した」23頁の原稿画像データを公開します。
一部、写植欠落分を雑誌掲載版からペーストしていますが、基本的には原稿からの無修正UPです(出版時には、色鉛筆で水色に塗られている部分にトーンが入ります)

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真崎守ご本人とご家族の協力の元、全資料を整理しています。 日本のアニメや、マンガの土台を作る時期に活躍し、コミケの前身とも言われるグラコンを主催した真崎守の全仕事をまとめていきます。

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60年代後半から70年代を全力疾走したマンガ家の記録。

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