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あたしが死んでも
「あたしが死んでも日記は開かないでね」
という歌詞を偶然聴いた。大共感した。
その曲はかわいい女の子のかわいい恋心が描かれているものだから、"曲"というよりも本当にそこの部分、ワンフレーズに頷いた。
日記を書き始めたのは2年前くらいかなあ。
線もなにもない、ごくシンプルなリングノートに、今日あったこと、行った場所、見たもの、買ったもの、心動かされた言葉、大切な人のこと、仕事のことなど、特にテーマは決めず思ったままを書いている。
「今日は気分がいい!」ではじまる日もあれば、「立ち上がれない。疲れたーーー。」ではじまる日もある。
まっすぐ、きれいに書けた日はうれしい。
明日のことは書くけど、未来のことは書かない。
今の自分を見つめるための日記。
だいたいいつも、「明日もほどほどにがんばろうね私。」で終わらせる。
頑張りすぎないための日記。
隠す必要も強がる必要もないから、自分のリアルがそこにはあって。
読み返してみると、性格とか考え方、捉え方の変化が見て取れる。おもしろい。
その日の機嫌も、文章の感じとか、文字の感じで分かるんだよね(笑)
社会人になって、平気なふりばかりうまくなった私が、唯一、無理だー!と嘆くことができる場所。寂しいとこぼすことができる場所。羨ましいと妬むことができる場所。
素直になれない私が、愛と感謝を叫ぶことができるのも、ここしかない。
恥ずかしいほどにみんなが知らない私がそこにはいるから、あたしが死んでも日記は開かないでね。