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Vol.17#挑め!Leading Article/目覚めの時

その日のLeading Articleから解釈の決め手となった語彙を記録していきます。身につけば読む事がどんどん”楽”になります。

チャールズ国王が前立腺肥大の治療を受ける事を公表した話です。40代の男性が恐怖するものは数多ありますが、最大級のものですね。なぜ敢えて詳細を公表したのかという所を書いています。

🔳The King’s disclosure of his prostate condition should encourage others to seek help
Men are notorious for taking too long to seek medical help when worrying symptoms appear, be it the result of male reticence, embarrassment or fear. For some, prostate trouble is a particularly uncomfortable issue to confront, involving problems with urination, less than entirely dignified physical examinations and the worry of long-term complications. None of which is a reason for not getting checked out when early-hours visits to the loo become an all-too-frequent feature of life. In this light, the King’s decision to publicise his treatment for an enlarged prostate is welcome encouragement for male worriers everywhere.

King Charles will receive treatment for an enlarged prostate next week. Buckingham Palace said his condition was “benign” and that he would require only a relatively short period of recuperation before resuming his duties. It is understood that the King was keen to share details of his condition to encourage other men with symptoms to come forward.

🔲解釈のポイント🔳🔳🔳

reticence/reticentの名詞形です。人に多くを語らないという意味で、語らないのは今回のように健康上の問題のようなネガティブな話だったり、逆に成功のようなポジティブなものだったり両方で使えますが必要以上に多くを明かさない事を意味します。

less than/この用法は後に来る形容詞を強く否定する意味で決して〜ではないという意味になります。完全に尊厳ある身体検査を強く否定するので、尊厳などかけらもない検査という事になります。
受けた事ある人はわかると思いますが。場所が場所ですからね。
ちなみにこの後に出てくるcomplicationsは合併症です。単なる厄介ごとではありません。

recuperation/病気や怪我から回復するという事です。

【試訳】チャールズ国王が前立腺の状態を公表した。これによって、男性達は支援を求めるのを促される事だろう。
男性はきにかかる症状がでた時に医者に助けを求めるのが遅すぎる事で知られている。多くを語らぬ男性の性だったり、羞恥心であったり、恐怖であったり原因は様々であるが。
前立腺の問題が向き合うのに不快なものである場合もある。排尿の問題、尊厳など微塵もない身体検査、そして長期にわたる合併症への心配を伴うからだ。しかし、これらはどれも夜間頻尿が頻繁になってきた時に検査を受けない理由であってはならない。この観点から国王が自らの前立腺肥大治療について公表する決定をした事は世の悩める男性達へを励ます点で歓迎すべきものだ。

チャールズ国日は来週前立肥大の治療を受ける。王室の発表によれば、国王の状態は”良性”であり比較的短い療養期間で公務に復帰するとしている、国王は自分の状態について詳細を共有し、同じく症状のある他の男性達が一歩踏み出せるように促す気持ちが強いとされている。

一言コメント

自らの羞恥よりも啓蒙を優先する素晴らしい国王のお人柄、という記事でした。デリケートな身体の話題なので遠回しな言い方が多かったです。夜間頻尿についても”早朝の時間帯にトイレに行く事が生活の中であまりに頻繁になる事”とか書いてましたね。

wake-up callには治療の必要性に気がつくという意味での目覚ましの意味と夜間頻尿の症状で早朝にトイレに行きたくなり目が覚めてしまうという意味をかけています。

回答

①多くを語らぬ
②決して〜でない
③療養


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