子どもは「叱る」方が成長する?
みなさんこんにちは。たぬきです。
紅葉も進み、気温もぎゅっと下がり少しずつ冬を感じるようになりましたね。
さて、今回は先日お話しさせていただいた教員の方(以下A氏)との話題で、「子どもは叱った方が成長するのか」ということについて書いてみようと思います。
ちなみに皆さんは「叱る」という言葉と「怒る」という言葉を使い分けていますか?「叱る」という言葉や行動は、「何か悪いことや改善すべきことをしてしまい、今後目指すべき姿やゴールを示したり諭すこと」が前提にあります。つまり、「何が悪くてどうしたらいいのか、その結果あなたにこんな良いことがあるよ」と伝えることを指します。
対して「怒る」という行動は、いわゆる「感情的な面を表している」に過ぎません。「あれが嫌だった」「ふざけるな」といった気持ちの言葉が多く出てくるのではないでしょうか。
さて、A氏との会話に戻ります。生徒が何かトラブルを起こしたときに「怒っているんだ」という話をする同僚の方がいて、その方からA氏はそういった「怒っていることを伝えることが大切」というように指導されているとのことでした。A氏はそれで本当に生徒が成長するのか不安だということでした。私自身もA氏に共感してしまう部分がありました。確かに「怒っている」ということを伝えることは人間同士のコミュニケーションとしてとても大切だと思います。
しかし、ただ怒っているだけの状態を伝えるだけで何か変わるのでしょうか?ましてやまだ思春期で成長していく最中の子どもには、なんで目の前の大人が怒っているのか言葉だけで推測するのはよほど直近で何かやらかした意識がないとすぐにはわからないのではないでしょうか。
何が悪くて怒っていて、どうしたら今後気持ち良く生活できるかまで伝えることが大切なのではないでしょうか。もちろん相手の気持ちやなぜその行動をとったかを理解してあげる必要はありますが。
大人の世界も実は似たようなものではないかと感じてしまったりもしています。大人になる程、自分の行動が「正しい」となってしまい自分の意図していない行動などを行う人には「怒る」「叱責」することで相手の行動を変えようとしていますよね。
人を成長させるためには、「叱る」行動を取ることができる人が増えることが良い影響を与えるのかなーなんて思いながらお酒を2人で煽ったアラサー飲み会でした。