これを「感情を乱したキャラへの暴力恐怖症」とでも呼べばいいのか

例えば、ゲームとかアニメとか見てて、独白とかしてて感情昂ってきちゃってだんだん取り乱してきちゃうシチュエーションあるじゃん。主人公が「俺の手はこんなに汚れてるんだ!」とか、仲間が「私どうすれば!?」みたいなね。

ああいう場面に遭遇すると、みょーに身構えてしまう。今にも話を聞いてる相手が、取り乱してる奴に対してビンタとか殴打とかしそうで。え、なに、相手どう見ても精神的に追い込まれてるよね?まずはなだめるとかじゃなくて、暴力振るうんだ?

で、さらに嫌な予感をしてしまう。はたいたあとに、「甘えたこと言ってんじゃねえ!」とか「〇〇ちゃんが復讐なんか望んでると思ってるの!?」とか、“逆ギレ”しそうな感じがする。

これ、マジでなんなんだろうなぁ。実際に鉄拳制裁されて我にかえることなんて、最近だとFF16で見ただけだし、見る機会は減ってるはずなんだけどね。

考えられる要因としては、アイデンティティを形成させるに至った2000年代後半から2010年代はじめの各種コンテンツなのかもしれないな。最近テイルズ オブ シンフォニアやペルソナ3のリマスターを遊んだんだけど、前者はエルフの先生が弟を懲罰的に叩いたりするし、後者ではまさに取り乱す美鶴に対してゆかりがビンタしてたりする。

まだ20代なんだけど、それでも小学生の頃はごく少数ではあったが、普通に鉄拳制裁してた先生いたしな…(今もいるのか…?)。そう考えると、暴力というか鉄拳制裁というか、そういう行為がまだ身近にあってサブカルにおいてもそれらが表現されていたのだろうか。そうしたものが刷り込まれて、オツベル少年は「感情を取り乱したキャラに対して、ビンタなどで鎮める」というイメージを確立するに至った、とか。

だったら、もうこの“恐怖症”とうまく付き合っていくしかない。逆に楽しめばいいんじゃないかな。殴られるかと思ったらキスされたり、普通に言葉による激励だったり、そういう落差を。

あと書いてて思ったが、とりあえずペルソナ3 リロードは楽しみです。ゲーパスで遊びます。

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