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安全地帯
あいみょんには「空の青さを知る人よ」という歌がある。
この歌の世界にいる"僕"は、同じ世界にいた"君"の横顔を探している。
見つかる根拠なんて一つもないのに身体が走り出していく。
この歌を聴く僕らにも思い出の記憶の中にそんな"君"がいたような気がした。
"君"はクラスの中に一人だけみんなと違う雰囲気を持っていた。
─ 都会的で ─
─ 賢くて ─
─ いろんなことを知っていて ─
─ とても起用で ─
─ かっこよくて ─
─ 目立とうとはしないで ─
─ いつも同じ心でいて ─
─ 近くにいても遠くにいるみたいで ─
─ そしていつかいなくなってしまうようで ─
いつも いつも いつも いつも
君が 君が 君が 君が
最初に いなくなってしまう
なんで なんで なんで なんで
僕に 僕に 僕に 僕に
さよならも言わずに
空になったの?
作詞・作曲/あいみょん
※一部抜粋
![](https://assets.st-note.com/img/1701869607039-g238HyCbDm.jpg?width=1200)
『空の青さを知る人よ』が収録された あいみょんの3rdアルバム
憧れと儚さ、たまらない寂しさが溢れているこの歌に感動した。
そして思い出した。何十年も前にこの歌をどこかで聴いたことがあると…
1986年3月。春休みを利用して短期間入院していた12歳の私は、病室のベッドで、中学の入学祝に買ってもらった真新しい真っ赤なラジカセに小さな黒のヘッドホンを挿し込み、カセットテープで繰り返し繰り返し安全地帯の3枚のアルバムを聴いていた。
「安全地帯Ⅱ」
「安全地帯Ⅲ~抱きしめたい」
「安全地帯Ⅳ」
そして「空の青さを知る人よ」は「安全地帯Ⅱ」のB面一曲目「…ふたり…」だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1701869704097-eDvt6RiNZT.jpg)
『…ふたり…』が収録された安全地帯の2ndアルバム
もしもふれたなら
おちそうな思いのままに
誰も連れないで
ただひとりきり
遠くにみえる
作詞/松井五郎
作曲/玉置浩二
※一部抜粋
2019年の「空の青さを知る人よ」と1984年の「…ふたり…」とが重なった。長く音楽を聴いていたから起こったご褒美のような贅沢な経験に思えた。
この二つの歌には30年以上の時間の経過がある。その間に自分の中で何が変り何が変わらなかったのだろうか?少なくても自分の中で重なったこの二つの歌は昔も今も同じ気持ちにさせてくれた。
音楽を聴き始めたスタート地点が安全地帯で本当に良かった。こんなにも素晴らしいグループは他にない。
安全地帯を聴くきっかけは、「安全地帯Ⅳ」を発売当時に購入していた姉の影響。
あいみょんは「裸の心」をどこかで耳にして感動し、どんな人が歌っているのかを娘に教えてもらって聴き始めた。
そして今もう一度1980年代の安全地帯にどハマりしている。スタジオ盤はもちろんのこと、ことライヴ盤はさらに圧巻!
↓↓↓
「ENDLESS」
「ONE NIGHT THEATER 1985 ~ 横浜スタジアムライヴ」
「Stardust Rendez-Vous」
「安全地帯LIVE」
「安全地帯Ⅵ LIVE ~月に濡れたふたり~」
本物だけが持っている音楽の力、安全地帯である。
![](https://assets.st-note.com/img/1711268357380-Lanpk4ndTD.png?width=1200)