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築くことに気付く〜傷つき合わず時代をつくる〜
私たちは目の前のことに必死だといつのまにか「現代社会」の枠にはめられ奴隷となってしまいます。
一方、「現代社会」が悪い、と文句だけ言っているのも、何だかダサい気がします。
今回はそんなモヤモヤを晴らし自分なりに視野を広げるために記事を書いてみました。
【学校教育への中小企業経営者の疑問】
昨年12月18日、「日本中小企業経営審議会」が記者会見を開き870社以上が参加したアンケートの結果を発表しました。
経営者の72.7%が、現行の教育制度が社会に実践的な価値を提供していないと考えている
地域は学校教育が現代社会に適していないと主張しています。
【学校の苦悩と教育現場の現実】
現代社会からの要求が増す中、不登校者は年々増加しています。
2022年度の不登校児童生徒数は、小中学校で29万9,048人で、前年度から5万4,108人(22.1%)増加し過去最多
教育職員の精神疾患による病気休職者数 過去最多の6539人
22年度中に精神疾患で休職した者の19.4%、1270人が23年4月時点で退職。
年々約1000人が辞め、教員倍率も低下しています。
学校は現代社会に適応できない、ギブアップだと主張しています。
【地域と学校の対立:現代社会への適応問題】
この地域と学校の軋轢から、互いに文句を言い合う状態になりやすくなります。
「現代社会に適応できていない。お前が悪い」と敵対しあう閉鎖的、互いに非難し合う構図です。
ここで考えるべきは、「現代社会」とは何か。
現代社会とは「時代」です。
「戦国時代」や「平安時代」など、時代ごとに特徴がありました。
一つ前の時代、「平成時代」はグローバル世界やウェブの進化に乗り遅れ、停滞した時代でした。
その鬱憤を互いに悪いと言い合っているのが現状ではないでしょうか。
【中小企業の提言:連携と協力】
「日本中小企業経営審議会」はアンケートに続き、学校への協力を提案しました。
学校での教育が知識だけでなく、現実の社会で必要なスキルを身に付けるためには、企業の積極的な参画が不可欠です。
企業として学校教育に関わることができる場合、82.4%が積極的な参画を支持。
具体的な取り組みとして職場体験・職場見学、農業や自然体験などのフィールドワーク、そして寺子屋的な場での実用的な学びが挙げられました。
このような提案が、学校に新たな視点や経験をもたらし、学生たちが社会に適応しやすくなる手助けとなります。
【時代を共に築く協力者の姿勢】
中小企業団体が学校に協力の手を差し伸べている中、学校側も社会に対してどのようなアンサーを返すべきかが問われています。
互いを変われというのではなく、共に時代を作り上げる姿勢が重要です。
現代社会の枠に互いを合わせるのではなく、まずはどんな時代をつくっていきたいかを考える。
そのために地域と学校が手を取りあってほしいと思います。
新しい令和時代を学校と地域、私たちで築いていきましょう。