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学校単位で出来る改革【新しい教育づくり】
横浜創英中学の学び方改革がすごすぎます。
インタビュー:横浜創英中学 本間朋弘副校長
「本校では知識伝達と課題解決の区別を明確にし、自由選択制を拡大して学びを生徒主体に移譲しています。」
「学習習慣が定着しない子はどうするのか、と質問されることがあります。」
――どう答えるのですか。
「ほっときます」と答えます。
え、ほっとくの!?笑
記事を読んだとき本当すんごすぎて笑ってしまいました。
「ほっときます」と断言する潔さ。
ほっといても大丈夫な自信があるのでしょう。
自信の根拠は本校の革新的システムだと分かりました。
今日は先進的な改革をしている「横浜創英中学校」から新しい学校のあり方を学びます。
【すんごいとこ1】知識と思考の完全分離
![](https://assets.st-note.com/img/1707343224308-7hy8P4KddR.png?width=1200)
横浜創英中学は生徒主体の学びを推進しています。
若者の主体性を取り戻すためです。
具体的には、
☑︎知識伝達は動画を作成し、見る見ないは生徒の自主性に委ねる
☑︎対面での授業は、課題解決や探究、応用を行う
「知識伝達」と「課題解決」を明確な区別。
教員は知識の伝達は授業で行わないとのこと。
__インプットは個人、アウトプットは授業で。
反転学習のようなものでしょうか。
反転学習:
反転学習とは、授業前に動画教材などを活用して事前学習し、授業で意見交換をしたり学び合い・教え合いをしたりする授業形式
学習習慣が定着しない生徒に対し
↓
動画で知識を得るかどうかは生徒の自主性
__だからインタビューでも「ほっておく」と言ったのですね。
しかし、本当にほっておいても大丈夫なのでしょうか?
自分から生徒が勉強する理由を考えました。
【すんごいとこ2】学習選択肢の自由性
![](https://assets.st-note.com/img/1707343304224-thFmqelCz4.png?width=1200)
横浜創英中学のカリキュラムでは「自由選択制」導入しています。
必修科目を最低限に抑え、大半を生徒が選択できる科目にしています。
学習が学年内容に縛られず個々に自由性を取り入れているとのこと。
例えば、
英語のスキルを持つ生徒は教科書の順番通りに進まなくても良く、学校での英語の授業が必要なのかどうかを問い直し、実際の社会での貢献を重視。
同一年齢で区切られる学校のシステムは社会と矛盾しています。
「学び」の本質は社会に組み込まれたときに初めて意味を持つ。
__学びたいことが学年など限定されているのは学校だけです。
社会にでたら学びに上限はありません。
以上のことから
知識学習をほっといても大丈夫な理由
↓
内容と量を自分で好きで選んでいるから
ということが挙げられます。
__なるほど、強制でなく自分で好きで選んでいるからということですね。
さらに最近「学ばない部屋」も新設されました。
生徒に「学ばない権利」を認める一方、他の生徒の学びたい権利を侵害しないように工夫しています。
このような環境を通じて、生徒が自身の学び方を選択し、個別最適な学びを実現しています。
__これってまるで今国が取り組もうとしている「学びの多様化学校」ですね!
【すんごいとこ3】生徒主体の生活決定
![](https://assets.st-note.com/img/1707343422485-7k4wPmJHfU.png?width=1200)
校則について髪の色やメークに関しては問題にされません。
学校運営もまた生徒主体に移譲されていきます。
例えば、
体育祭や文化祭では教員の干渉が少なく、修学旅行に至っては生徒が行き先やプログラムを決定し、業者との交渉も生徒自身が行います。自分たちで選んだ活動に対して不満を抱くことなく、主体的に過ごすことができています。
__確かに生徒たち自身が決めたことなので文句もでないことでしょう。
何度も生徒主体で会議を起こし決定していくそうです。
他にも横浜創英中学では学習面や生活面でだけではなく、教員の働き方改革でもすさまじい自由性を取り入れていました。
読んでいて、ほんとかよ!?
(疑ってごめんなさい💦)
と思うことだらけでした。
まさに理想的な「学びの多様化学校」です。
きっと記事以外で課題は多々あるはずです。
しかし課題に対してもスピーディーに柔軟に対応しているのでしょう。
以上「横浜創英中学校」から新しい学校のあり方を学びました。
全て横浜創英中学校の改革は「主体性」にまとめられます。
いやー、凄まじい。
まさに改革って感じでした。
改革って学校単位でできるんですね。。。
今後のこのような主体性を重視する学校が増えることを期待しています。
気になる学校があったらまた紹介していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考