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姉のスパルタ教育〜二日目〜

自分の宿題を横目に
弟に勉強をさせている姉。

頼もしい
いつまで続くのかな。

今日で二日目。
二人ともイヤイヤやっているかというと・・・
否!

息子ちゃんは、姉が帰ってくるまでに
昨日の復習をしていた。

ホワイトボードを持ち出し
1〜23までの数字を声に出しながら書いていく。

ペンの持ち方は、昨日の特訓の成果が生きているのか
お兄ちゃん持ち=正しい持ち方で行えた。

娘ちゃんのスモールステップ設定は本当に上手なのだ。

娘ちゃんは自分の宿題を始めた。
時々、弟が問題の意味を聞いている。

勉強は、押し付けられるより
自分から進んでできる方が気持ちがいいことがよくわかる。
できる喜びも
難しくて頭を抱える経験も
学ぶ姿勢が身についていくと
先々の勉強にも生かされるだろう。

息子ちゃんが言う
「ぼくは、やることがあるんだ」
為すべきことが明確にあるとは
案外、生活にハリを与えるのかも。

今日の母は、向かい側から
穏やかに眺めていることはできなかった。

娘ちゃんは、母にもスパルタだった。
指令がとぶ。
「母ちゃん、息子ちゃんのために
私の返却されたテストを全部消しゴムで消して!」

「それをやらせるから!!」

2枚のテストは、2Bの鉛筆でしっかり解答されている。
自信を持って解答したのかな。

しかし、ワタクシの代わりに
息子ちゃんに鉛筆の持ち方を教えてくれた指導者の指示だ。
言われた通りにしよう。

そして、もう一つお願いをしてしまった。
「お箸の持ち方も教えといて」

指導者は、
宿題から視線を外さず静かに2回頷いた。

頼もしい限りだ。

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