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★”Van Halen / Why Can't This Be Love” “Dreams”(1986)
【SONGS】1986 私のnoteでは1970〜80年代の思い出の曲を中心に紹介していますが、年代問わずに出会った魅力的な曲についてノンジャンルで記事にしたいと思います。
USハード・ロック・バンドヴァン・ヘイレンが1986年にリリースしたアルバム『5150』からのシングルです。
前作の大ヒットを受けたツアーを終えた後に、リード・ボーカルのデイヴィッド・リー・ロスがソロ活動を始めてしまいます。次のアルバムのリハーサルにも参加しなかったことから、そのまま脱退となります。当時既にソロ活動を始めていた元モントローズのサミー・ヘイガーに接触し、ロスの後釜としての参加が決まります。
1986年にリリースした新作『5150』はバンド初のUSチャート1位を3週間連続で獲得するなど、バンドの人気は全く衰えません。
先のシングル「ジャンプ」でシンセサイザーによるリフが曲のアレンジで重要だったように、このアルバムではキーボードの役割がより重要となっていくます。ツアーではエディがキーボードを演奏してヘイガーがギターを担うようになっていったとのことです。
アルバムのリリースとほぼ同時にリリースされた「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ」はUSビルボードホット100で3位、キャッシュボックスでは1位を獲得する大ヒットとなります。
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続いてシングル・カットされた「ドリームス」もUSビルボードで22位、キャッシュボックスで24位となりました。新加入のサミーによるナンバーで、アメリカン・ドリームを象徴するかのような高揚感のあるメロディ・ラインは感動的です。
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こうして世界で最も成功したバンドの一つと言ってもよいと思えるほどの大成功を収めました。近年に至るまで順調にキャリアを継続していましたが、バンドの顔ともいえるエディが2000年頃から体調不良に陥り、2020年には多臓器に転移した癌により死亡してしまいます。
ステージで楽しそうにギターを弾きまくり、笑顔で鍵盤も弾きこなす、根っからのロック・ミュージシャンだったエディ・・・彼らの活動はロック史上に永遠に語り継がれることでしょう。R.I.P.