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★” Duran Duran / Hungry Like The Wolf” (1982) and …

【SONGS】1982 私のnoteでは1970〜80年代の思い出の曲を中心に紹介していますが、年代問わずに出会った魅力的な曲についてノンジャンルで記事にしたいと思います。


UK出身、70年代にグラム・ロックと呼ばれていたイケメン・シンガーによるロックの進化系?(雑な解釈ですみません)ニュー・ロマンティックと呼ばれるムーブメントの先駆け的な存在のデュラン・デュランのセカンド・アルバム『リオ』(1982)収録のシングルです。

70年代末にニック・ローズ(key)とジョン・テイラー(G→Bs)らにより結成され、幾度となくメンバー・チェンジを繰り返した後に、アンディ・テイラー(G)、サイモン・ル・ボン(Vo)の加入でようやくメンバーが固定します。1981年2月にレコード・デビュー、全英チャート3位を記録するヒットとなります。

1982年にアルバム『リオ』リリースし、セカンド・シングル「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」がMTVで最も再生されたPVとなり、アルバムも本国UKでゴールド・ディスクを獲得、カナダのチャートでも1位になるなど世界的な大ヒットとなりました。

キャッチーなメロディとテンポの良さ、ニックのビジュアルもあり、DDのスーパー・ブレイクを予感させるナンバーとなりました。


さらに同年「Is There Something I Should Know」(邦題 : プリーズ・テル・ミー・ナウ)をシングル用に録音してリリースします。こうして乱発されるシングルの全てがキャッチーで、サイモンのボーカルも冴えまくり、USチャートで4位、UKチャート1位となり、もちろん日本でも大ヒットとなります


さらにニックはライバル・バンド?のカジャ・グー・グーの『ホワイト・フェザース』(1983)にプロデューサーとして参加、収録曲の「トゥー・シャイ」(邦題:君はトゥー・シャイ)はUKチャート1位を獲得します。

当時、こうした制作者の情報まで追いかけていなかった私には、いくら格好良くて流行っていたとはいえ、何か似たような曲が次々出てくるな程度にしか思っていませんでした。まさかこんなことになっていたとは・・・。


DDのサード・アルバム『セブン&ザ・ラグド・タイガー』(1983)からは「ザ・リフレックス」が1984年にシングル・カットされUS・UKチャートともに1位を獲得します。シングル・バージョンではUSファンク・バンドCHICKナイル・ロジャースが担当するバージョンが収録されるなど話題になりました。
個人的に一番耳馴染みのあるバージョンをご紹介します。


さらにこのアルバム・リリース後のツアーを終えたところで、1985年にはメンバーはロバート・パーマーらとともにパワー・ステーションや、デヴィッド・ギルモアスティングなどもレコーディングにゲスト参加したアーケイディアという別ユニットで活動するなど、複雑な動きを見せます。当時特別な執着をもって追いかけていなかった私には、もう何が何だか・・・。

UKだけでなく世界のロックシーンを席巻したデュラン・デュランでしたが、その後もしぶとく活動は継続して現在にまで至っています。2022年にはロック殿堂入りを果たしています。

個人的には「リフレックス」までですが、実は一時期、彼らの活動はUKロック史に残るような絶大な足跡を残していたようです。



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