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★”Cutting Crew / (I Just) Died in Your Arms” (1986)

【SONGS】1986 私のnoteでは1970〜80年代の思い出の曲を中心に紹介していますが、年代問わずに出会った魅力的な曲についてノンジャンルで記事にしたいと思います。


UK出身のロックバンドカッティング・クルーの1986年リリースのデビュー・アルバム『Broadcast』からのデビュー・シングル「愛に抱かれた夜」です。

バンドはニック・ヴァン・イード(Vo)、ケヴィン・マクマイケル(G)を中心に1985年に結成され、当時UKの新興レーベルだったヴァージン・レコードが本格的にUS市場に進出するきっかけとなったバンドでありアルバムでした。

アルバムからは多くのシングルがカットされます。デビュー・シングルとなったこの曲はUSだけにとどまらず、カナダ、ノルウェー、フィンランドなどでチャート1位を獲得し、本国UK、ドイツ、アイルランなどでもトップ5入りするなどの大ヒットとなりました。シンプル&ストレートなポップ・ロック・チューンで格好良いです。


個人的にこのアルバムからの4枚目のシングルとなった「Any Colour」も好きでした。ポップなメロディと拡がりのあるサウンド・メイクでニューウェイヴ系ほどエッジが効いている訳でもなく、TOTOほどテクニックがある訳でもなく、言えば中途半端な出来ではあるものの、魅力たっぷりの名曲です。


バンドは1987年の最優秀新人アーティストとしてグラミー賞にノミネートされ、その年には初来日も果たしています。その後アルバムを2枚リリースしますが、セールスは今ひとつで1993年に解散してしまいます。2005年には再結成されますが・・・。

当時は感じませんでしたが改めて聞き直していたら、どこかエイジアっぽく思えてきました。発売元のヴァージン・レコードは、元々マイク・オールドフィールドの『チューブラ・ベルズ』をリリースするなどプログレ色の強いレーベルということもあって、そんな印象を受けたのかなとも思いますが、産業ロックをやっててぎこちなさを感じるエイジアよりも素直にこなしている感があり、ポップス・センスはこちらに軍配が上がります。あくまで個人の感想です^^;;。

80年代に一瞬輝きを放ったバンドということですかね。久しぶりに聴くと素直に良い気分にさせてくれるロック・チューンでした。


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